「保育園」「小児医療」「学童保育」の3つの項目について、
東京23区と全国主要30都市のデータが掲載されています。
その他、
・「子育てのプロ」による座談会
・週刊誌『AERA』でこれまでに掲載された子育て関連の記事の再録
・各界の育児経験者のインタビュー などで構成されています。
●「保育力充実度チェック」 との違い●
保育園に関するデータは、「保育力充実度チェック」のほうが詳細です。
今回の『子育てで選ぶ街』では、データの項目が絞られている分、また解説が随所につけられていることで、読みやすくなっています。
●データと分かりやすさの両立●
この本に収録されている『AERA』の過去記事の中には、
「遅くまで預けられて入りやすい自治体は」
「給食と布団で決まる楽ちん度」
などが、一覧できるチャートまで作成されています。
表のデータだけでは具体的なイメージを持つのがなかなか難しいのですが、このような形になっていると、かなり理解しやすくなっています。
●小児医療の情報に注目●
自治体ごとに、小児医療の充実度にも差があります。
小児科の夜間や休日の診療体制や、医療費の補助など。特に、医療費の補助では「所得制限があるかどうか」が大きな差です。
保育園情報とともに、小児医療情報もチェックしておきたいものです。
●『AERA』の過去記事が読める●
最近の「学童保育」に関する記事など、『AERA』の子育て関連の記事は読み応えがあります。
「子育て関連の記事があるときだけ、『AERA』をチェックしている」というママには、お得感のある1冊です。
今回ご紹介した『子育てで選ぶ街』は、週刊誌の文体なのでパパにも読みやすいのではないでしょうか。
特に引越しのご予定があるご家庭は、ひとつの判断材料として、ぜひご夫婦でチェックしてみてください。
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