ユニークな食イベントが満載
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イベントで出された代表的なシンガポール料理の盛り合わせ。手前からチキンライス(3種類のソース付)、サテー(鶏肉の串焼ピーナツソース)、チリカンコン(空芯菜の海老味噌炒め) |
2010年は、シンガポール料理に注目したい!
というのも、2010年はシンガポール政府観光局の東京オフィスが開局40周年、大阪オフィスが開局20周年を迎えるということで、今年一年間はイベントが目白押し。しかも、“シンガポールが美味しい年(おいしいねん) 2010”と題し、食イベントが満載なのだ。
そんな今年のフードプロモーションに先駆け、今月中旬にシンガポール料理を肌で感じられるイベントが行われた。イベントでは、日本における2010年のフードキャンペーンの詳細をはじめ、話題のスポットが続々オープンするシンガポールの最新観光情報、現地食イベント情報などが紹介された。
と、それだけなら他国政府の観光局によるプレスでもありがちなのだが、このシンガポール政府観光局では、なんと、参加したメディア関係者全員がシンガポール料理のデモンストレーションをうけた後、各テーブルに分かれて料理を作り、その後作った料理をいただくという、いままでにない試みを行ったのである。いやはや、さすがはシンガポール。お国柄が反映された実にユニークな企画であった。
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海南鶏飯(チキンライス)のデモンストレーションをする櫔原氏。この他チリカンコン(空芯菜炒め)の作り方も披露された。料理のデモンストレーションをしてくださったのは、水道橋本店を皮切りに、汐留シティセンター、赤坂Bizタワー、恵比寿に店を構える「海南鶏飯」の専務取締役である、櫔原周右(とちはらしゅうすけ)氏。
海南鶏飯は別名チキンライスと呼ばれるのだが、チキンライスというと、日本ではケチャップで味つけされた炒めご飯のイメージがあるところを、柔らかく煮込まれた鶏肉をご飯にのせ、3種類のソースとともにいただくシンガポール料理を連想させるよう、日本でその名を広めた立役者のひとりだといっても過言ではないだろう。
イベントでは、櫔原氏の歯切れのよい説明とともに、店で出しているチキンライス(3種のソース付き)、サテー(鶏肉の串焼ピーナツソース)、チリカンコン(空芯菜の海老味噌炒め)、ラクサ(スパイシーココナツミルク麺)のレシピが公開された。「海南鶏飯」には、以前より各店舗に足を運び、味にブレのない確かな店だと思っていたが、レシピや調理ポイントなどを伺えば伺うほど、やはり安定感のある味、本場の味を維持するには、そこかしこにヒミツが潜んでいるのね、と感服してしまった。この店はやはり底力あり!である。
近々、櫔原氏よりお店の快進撃を伺う予定でおりますので、「海南鶏飯」の詳しい紹介については別の機会に、ということで。
ちなみに、シンガポール政府観光局が認定するレストランは日本に5店あるのだが、このお店もしっかりとはいっている。
認定店の詳細はコチラ↓をご覧ください。
「シンガポール政府観光局」