エスニック料理/おすすめアジア料理店

ミャンマー料理「金のかもめ」…赤坂(3ページ目)

辛さと油は控えめ。ミャンマー料理のイメージを見事に覆すお店がここ。“笑顔”の名を持つオーナー女性のもてなしが心地よい、隠れ家にしたい1軒だ。

温かいもてなしに思い切りつかって!

私はここの料理について、細かく語るつもりは毛頭ありません。というのも、ここに来たら、「この料理は云々」だの「あの料理は云々」などと眉間にしわを寄せるのではなく、料理を含む、この店の温かいもてなしにどっぷりとつかることをおすすめしたいから。

エビサラダ他
左から時計まわりに、新メニューの「海老サラダ」。軽くボイルした海老にライム、青トウガラシなどでさっぱりといただく、夏にぴったりのサラダ。海老のプリッとした食感に爽やかなドレッシングが好相性。
まわりはカリッと、なかはふんわり。イーさんならではの隠し味が味の決め手となった「ミャンマー版卵焼き」。ミャンマービールとどうぞ!
手間をかけて作られる「2種類の唐辛子」。味のアクセントに。

自分が食べたい料理を作るには手間を惜しまない

とはいえ、ひとことだけ。
ここでは、とにかくよい素材を使い、手作りを惜しまない。冷凍ものも一切使っていない。

「自分が食べたいと思う料理を作っているから、素材には本当に気をつけているわ。いいものが手に入らないときは、作らない料理もあります。あとは、調味料にも気を遣いますね。素材にこだわっているのに、調味料はあまり・・・というのはおかしいでしょ。例えばテーブルの上にある2種類の唐辛子。ひとつは焼いて、もうひとつは揚げて細かく砕いて手作りしています。1週間ももたないけれど、手作りしたほうがやっぱりおいしいから。」

どれもみな極めて当たり前の仕事といったらそれまでなのだが、それを日々実行できるかどうかが店の行く末を左右する、大きな要素になるのではないかと私は思う。

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