■これだけは知っておこう!ベトナム料理編2
■これだけは知っておこう!ベトナム料理編3
■これだけは知っておこう!ベトナム料理編4
ベトナムの麺
ベトナムの朝はそこかしこからいいにおいが漂ってきて、一日のはじまりをそれは幸せな気分で過ごすことができる。朝食は屋台でササッととる文化が根づいた国だけあり、ベトナムの朝は早く、そして活気にあふれている。そんな屋台の朝ごはんの定番といえば、麺料理だ。ベトナムの麺は種類がとっても豊富。米を原料にしたものでは、フォー(ハノイ発の平たい麺)、ブン(断面が丸い麺)、フーティウ(南部特産の半乾燥または乾燥麺)に、タピオカ粉を加えたバインカンなどがある。
このほか、小麦粉が原料のミー(中国麺)、緑豆が原料のミエン(春雨)なども。地方特有の麺を加えれば、まだまだたくさん。(とはいえ、ベトナムで生産される穀物の大半が米。なので、麺も米が原料のものが多くを占めるようですが。)
さらに、これらをスープ麺にしたり、汁なし麺にしたり、炒めたり、揚げたりと、それぞれの食べ方や味つけがあるので、その種類たるや数えきれないほど。
と、そんな種類が多いベトナムの麺だが、日本で最も名が通っているものといえば、ご存知「フォー(Pho)」である。