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これだけは知っておこう!ベトナム料理編4

ベトナムの麺料理といえば、フォー(Pho)。この名を聞いたことがあるかたは多いですよね。フォーとはどんな麺なのかご紹介します。

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

■これだけは知っておこう!ベトナム料理編1
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■これだけは知っておこう!ベトナム料理編4

ベトナムの麺

ベトナムの朝はそこかしこからいいにおいが漂ってきて、一日のはじまりをそれは幸せな気分で過ごすことができる。朝食は屋台でササッととる文化が根づいた国だけあり、ベトナムの朝は早く、そして活気にあふれている。

そんな屋台の朝ごはんの定番といえば、麺料理だ。ベトナムの麺は種類がとっても豊富。米を原料にしたものでは、フォー(ハノイ発の平たい麺)、ブン(断面が丸い麺)、フーティウ(南部特産の半乾燥または乾燥麺)に、タピオカ粉を加えたバインカンなどがある。
このほか、小麦粉が原料のミー(中国麺)、緑豆が原料のミエン(春雨)なども。地方特有の麺を加えれば、まだまだたくさん。(とはいえ、ベトナムで生産される穀物の大半が米。なので、麺も米が原料のものが多くを占めるようですが。)

さらに、これらをスープ麺にしたり、汁なし麺にしたり、炒めたり、揚げたりと、それぞれの食べ方や味つけがあるので、その種類たるや数えきれないほど。
と、そんな種類が多いベトナムの麺だが、日本で最も名が通っているものといえば、ご存知「フォー(Pho)」である。

フォーは調味料をいれて自分好みの味に。揚げパンをちぎり入れたり、浸して食べると美味。フォーとは、米が原料の平たい麺のこと。米粉を蒸し、適当な太さにカットして作られるこの麺は、ベトナムではそのまま料理に使われる。だから、食べたときの食感はちょっとやわらかめ。コシというよりは、のど越しを楽しむ麺といったところだろうか。(日本では乾麺をつかっているところがほとんどなので、適度なコシが楽しめますが)

日本でうどんをつかった料理を“~うどん”と呼ぶように、ベトナムでもフォーをつかった料理のことを“フォー~”と呼び、具によって、牛(フォーボー)、鶏(フォーガー)、魚(フォーカー)などと親しまれている。

そんなフォーのなかでも人気なのは、フォーボー(牛うどん)とフォーガー(鶏うどん)だ。
揚げパン
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