多彩なスパイス使いを演出する、南インドの家庭に料理を届けていたホテル出身のシェフ。オープンは2008年4月16日。1年経ったいまでも南インド出身の3人のシェフが腕をふるい、ホールには日本語が堪能な店長のアジェイさん、南インドのホテルで14年間働いた経験を持つ、立ち振る舞いがすばらしいジェリーさんらが店を支えている。皆プロ意識をしっかりともったもてなしで、心地よく食事が楽しめるのもこの店の魅力のひとつである。私はこの店に子供を連れていくことが多いのだが、そんなときはジェリーさんをはじめとするお店のかたが、いつも子供を穏やかな笑顔であやしてくれる。私はそんな温かな雰囲気で迎えいれてくれるスペシャリストたちの人柄や応対にも惹かれ、度々この店に足が向くのである。左はホール担当のジェリーさん。右は日本語が堪能な店長のアジェイさん。店長のアジェイさんと話をしていたら、こんな言葉が口からもれ、思わずこの店のゆるぎない味の秘密を垣間見た。「実は、社長は儲けのことなど考えてないんですよ。南インドのホームメイドスタイルの味を伝えたい。ただそれだけなんです。」そう語るアジェイさんの表情には、社長に対する尊敬の念がひしひしと伺えた。(社長は南インドで身体が不自由なかたの援助活動などを行っているそうです。)キャリアが感じられる立ち振る舞い。温かみのあるもてなしをうけながら、本格的な南インドのホームメイドスタイルの料理をいただくのは、あぁ本当に美味しいものだ。しみじみ思ってしまう。今後も私の手帳には、「夕食:シリバラジ」の文字が記されることは確実だろう。※毎週日曜日は、平日にはないスパイス使いで仕上げたスペシャルビリヤ二(チキンかマトンのどちらか)がいただけるそうです。■南インド料理「シリバラジ」中目黒駅から山手通り沿いを徒歩15分弱。赤い看板が目印。所在地:東京都目黒区中目黒2-7-14TEL:03-5724-8995営業時間:11:00~15:00 17:00~23:00(平日のランチはセットのみ。 ドーサなど南インドの軽食はオーダーできません。 土日祝のランチはアラカルトメニューの注文可。)年中無休アクセス・交通:東京メトロ日比谷線または東急東横線「中目黒駅」から徒歩12~13分ほど。地図:YAHOO!地図情報前のページへ1234※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。