1本筋の通った骨太なインドネシア料理店
東京にはさまざまな国の料理店が数あれど、意外にも少ないのがインドネシア料理店。
インドネシアを旅して、いろいろと美味しい料理を食べて気に入ったから、日本でもあの料理をまた味わおう!と思って食べに行くと、あれっ?と肩透かしにあったかたも多いのではないだろうか。
今回ご紹介をするお店は、きっとそんなかたの救世主になるのでは?と思われる存在。一本筋のとおった骨太なインドネシア料理店であります。
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ビル入り口には数枚の看板が。インドネシア料理店「cabeチャべ」- 場所は目黒駅から徒歩12~13分。権の助坂を下り、山手通りを横断して、家具屋が立ち並ぶ目黒通り沿いをてくてくと歩いていく。すると、歩道橋近くのビル、多摩大学目黒中学・高校のすぐ前のビルにたどり着く。上を見上げると、2Fにはガラス張りの開放的な空間が。
そう、ここがそのお店。はっきりいって、駅からはけっして近いとはいえない立地である。坂を下ったと思ったら、今度は登ったりと、運動量はそこそこ。店にたどり着くと、ふぅ~と息を吐いてしまうこともしばしばあるのだが、それもまあ適度にオナカが空いて、後の食事がおいしくいただけるからよしかな、と思える距離ではある。
徒歩以外にもバスという手もある。目黒駅西口からバスに乗り、元競馬場前で降りたら歩道橋を渡ってすぐ。またタクシーでもワンメーター。
駅から少し遠いけれど、そのかわり・・・
と、この立地のせい?おかげ?か、店内は一見客は少なく、いつもインドネシア好きの日本人やインドネシア人で賑わっている。と聞くと、じゃあ一見さんは入りにくいの?といったらそうでもない。ところどころに飾られたインドネシアの調度品と、のんびりかつ優雅に流れるインドネシアの音楽が相まった店内は、南国特有のまったりとした空気が漂っていて、さすがは観光国インドネシア。ふらりと立ち寄る旅人もすんなりと受け入れてくれる器があるのだ。
そんな異国にひょいっとタイムスリップしたような雰囲気と料理が好きで、私はインドネシア料理を食べにいくときには、もっぱらこの店ばかり。多少駅から遠くても、その価値はありだと思っているから。