アジアとヨーロッパの架け橋であるトルコは、料理もモザイク
フランス料理と中国料理と並び、世界三大料理のひとつといわれるトルコ料理。アジアとヨーロッパの架け橋であり、シルクロードの終着点ともいわれるトルコは、なぜ世界三大料理のひとつに挙げられるのだろうか。その理由には、オスマントルコ帝国の功績が大きいといっても過言ではないだろうか。600年余りも続いたオスマントルコ帝国は、勢力を拡大するごとに各国の文化を吸収し、食に対しても各国のエッセンスを巧みに取り入れ、自国の料理として定着させてきた。アラブ諸国やヨーロッパ料理のよいところが上手く融合されているというわけである。
トルコ人は元来ものすごく食いしん坊。「空腹で物見遊山するぐらいなら命を落としたほうがまし」という諺があったり、戦争の際、普通だったら旗を掲げるところを、トルコ軍の場合はそれが大鍋だったらしい。しかもこの大鍋を剥奪されることがものすごく屈辱的なことで、命をかけてその大鍋を守ったともいわれている。食に対しての執着心はかなりのものですね。
なんていいながら、私自身も食に対してはかなりの執念を燃やしてしまうほうなので、トルコ人のこんなところがとても気に入っているわけですが・・・おほほ。
そんなトルコで触れることができた食をお届けします。お楽しみください。