3号店の控えめな雰囲気にそそられる和の雰囲気が漂うエントランス。代官山の「マイレバノン」は、駅から少し離れた場所の地下にあり、店内は広めでウッディ。照明も暗くて、なかなか洒落た雰囲気が特徴である。いかにも、インテリアに力をいれました!という感じが漂っているのに対して、六本木一丁目の「マイレバノン」はちょいと地味め。カウンターには、前店はお鮨屋さんだったのね、と思わせるガラスケースがそのまま置いてあり、日本家屋特有の柱や壁もそのまま生かしている。生かしているというよりは、むしろ“予算がなかったのかな?”という感じがするのだが、それがかえって微笑ましく思えてくるから不思議である。和とアラブのエキゾチックな雰囲気が漂う、こぎれいで不思議な空間。この雰囲気は、きっと外国人が好きだと思うな。現に、わたしが訪れた日は客が20名ぐらいだったのだが、わたしたち以外はみな外国人だったしね。初めてだったらコースを2度目以降だったらぜひアラカルトで!挽き割り小麦と羊ひき肉の揚げ物「キベ」メニューは1号店とほとんど同じである。前菜は冷たいものも温かいものもおおよそ1,000円前後。メインはそこそこ値段がするので、この店に初めて訪れるのであれば、5,000円のコースを頼むのがよいかもしれない。2度目以降なら、数種類のピザをつまみながら、冷たい前菜を2種類くらいと、キッベ(ひき肉団子)、ファウルマダムス(そら豆のオリーブオイル煮)などの温かい前菜だけで十分ではないだろうか。結構ボリュームがある、そら豆のオリーブ油煮「ファウルマダムス」というのも、温かい前菜には肉類もあり、それなりにボリュームがある。それに、メインについてくる既成品(冷凍?)のパンを食べるよりは、手作りの生地で作ったピザを食べたほうが満足感があるし、お得な感じもするから。とまあ、そんなことから、わたしはいつもこのような頼みかたをしている。ご参考までに。先日、ひとりでふらりと行ったとき、2種類のピザが食べたくなったので、「もしできるのでしたら、1枚のピザで2種類の具を半分半分にしてくださいませんか?」と頼んでみたら、快く受けいれてくれた。代官山店だったら頼みにくいのだが、六本木一丁目の店だとなぜかこんなこともいいやすい。(忙しいときには無理だと思うけれど。)ピザ2種:ひき肉とヨーグルトのピザ&ハーブピザいろいろなことを含め、個人的には代官山の「マイレバノン」よりも六本木一丁目の「マイレバノン」のほうが、親密さがあって気にいっている。チープ感があるインテリアも妙に楽しめて、またよし。この店では、代官山店同様、サービス料が10%かかり、週に1度べリーダンス・ショーがある。料理の値段も高め。代官山店の場合は、満足感という面では、う~ん・・・と首を傾げたくなってしまうのだが、この六本木一丁目店の場合は、そのようなことはあまり感じない。なぜだろう。それはきっと、このレストランがレバノンという国の様々な文化の普及を目的としていることに加え、どこか抜け感のある(親しみのある)インテリアのおかげだなのではないかと思えてくる。「マイレバノン 六本木一丁目店」は、なんとなく応援したくなるし、年に一度はふらりと足を運びたくなるレストランである。がしかし、もう少し良心的な値段にしてくれたらなぁ・・・と正直思ってしまうのは確かだ。レバノンの国旗が目印。オープン席があり。レバノン料理「マイレバノン 六本木一丁目店」所在地:東京都港区六本木3-16-13TEL:03‐5941‐6899営業時間:11:30~15:0015:00~23:00(22:00LO)定休日:無休交通・アクセス:東京メトロ南北線六本木一丁目駅より徒歩5分地図:Yahoo!地図情報(毎週木曜日20:30~ベリーダンス・ショーが約1時間あり)「マイレバノン カフェ」所在地:東京都港区元麻布2-11-53TEL:03-3401-7830営業時間:11:00:21:00定休日:無休交通・アクセス:東京メトロ・都営大江戸線麻布十番駅より徒歩15分くらい地図:Yahoo!地図情報■「マイレバノン 本店」前のページへ12※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。