ワインのおつまみのアクセントに「ハリッサ」には甘みがあり、香りも豊か。活用術はいろいろあるのだが、個人的にはやはりワインのおつまみに使うことをおすすめしたい。というのも、唐辛子ペーストといったら、和食にはゆずこしょう、韓国料理にはコチュジャン、東南アジア料理にはサンバルなどがあるけれど、これらをワインと合わせるのは、正直ちょっと難しい。(もちろん、合わせられないことはないけれど)ところが、この「ハリッサ」には、唐辛子ペーストにオリーブオイルやスパイスがはいっているため、ワインと合わせても何ら違和感がないのである。とはいえ、唐辛子ペーストをワインと合わせるのだから、入れすぎには注意しなければならないのだが、ハリッサの辛味は比較的マイルドで香りが高く、さらに甘みもあるので、単調になりがちな料理に少し加えると、アクセントになって食べ飽きなくなるのだ。ちなみに、このペースト、クスクス好きで知られるフランス人の間でも、「アリッサ、アリサ(フランスではHを発音しないのでこう呼ばれているとか)」と呼ばれ、親しまれているのですよ。北アフリカ生まれの唐辛子ペースト「ハリッサ」の簡単活用術では、このハリッサを先ほど話にでたクスクス以外にどのような料理に使用したらよいのだろうか。簡単にご紹介すると、「ハリッサ」にはスパイスがたっぷり入っているから、トマトベースのスープに加えても。・トマトベースなどのスープに野菜、肉、豆、魚などのトマトベースのスープに少し加える。・パスタにトマトベースのパスタはもちろん、ペペロンチーノなど普段乾燥の赤唐辛子を使うところをハリッサにかえて。パンとの相性はバツグン!・パンにハリッサにオリーブオイルをかけて、パンにつけて食べたり、お好みのディップとともに。また、ゆで卵、オリーブ、クルミなどのナッツ類との相性もよいので、ハリッサと合わせてカナッペにしても。・スクランブルエッグにトマト、玉ねぎなどを加えたスクランブルエッグに少し加える。 ・揚げものに卵、ポテト、ツナ、パセリなどをセモリナ粉で作った皮で包んで揚げるチュニジア料理「ブリック」にもよく合う。から揚げの衣に少し混ぜたり、揚げたものにそのままつけて。また、マヨネーズやトマトソース、ケチャップなどと合わせて、鶏のから揚げにつけて食べても。揚げ餃子やチーズを餃子の皮などで包んで揚げものにも合う。この他にも、サラダやマリネ、サンドイッチ、カレー、トマト煮込み、また魚や肉のグリルの下味にと、さまざまな料理に使うことができる。このように、「ハリッサ」は普段作っている料理に違和感なく取り入れられる万能調味料ですので、ぜひ試しください。ハリッサは、">手作りも可。でも手軽に楽しみたいかたは、既製品がおすすめ!輸入食材店で買い求めることもできるのですが、わたしはインターネットでコチラ↓のハリッサをよく購入しています。エム・アンド・ピー株式会社 【地中海】■ハリッサが食べられるレストランハンニバル ドゥカルタゴ■クスクスのレシピ野菜のクスクスチュニジア風トマト味のクスクス、牛肉と白いんげん豆のクスクス■クスクスについて■北アフリカのクスクスの蒸し方前のページへ12※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。