エスニック料理/食にスポットをあてた旅

<世界の食紀行> ~ メキシコ編 ~ vol.1 最近のメキシコ・シティ(2ページ目)

多様な国土から得られる豊富な食材。調理法を駆使して仕上げる料理は、決して辛いものばかりではない。多彩なメキシコ料理を堪能する旅に出た。

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

トルティージャ
トルティージャをいろんな形に揚げて道端で売っている

最近のメキシコシティ

ご存知、メキシコの首都。ここ数年、治安がかなり悪くなっているようだ。世界中から多くの観光客が訪れるようになり、トレンディなビルやホテルが軒を連ねるようになったことで、以前にも増して国内や中南米諸国から人が集まり、トラブルが増えたのだという。
とうもろこし1
とうもろこしを煮たもの。粒がすごく大きい!

昼間は、街中をプラプラ歩いて、路上で売られている料理やショッピングを比較的自由に楽しめる。ただ、タクシーには要注意。
絶対乗ってはいけないのは、リブレという流しのタクシー(緑と白の2トーンカラーのワーゲン)。見た目がすごくかわいらしいから、つい乗りたくなってしまうけれど、これが危険。タクシーを利用するのだったら、ホテルやレストランで手配してもらうか、呼び出しタクシーを。
とうもろこし2
とうもろこしを炒めたもの。フワ~んと香ばしい香りが漂ってくる

メキシコに長く住んでいる日本人数人に会ったが、この人たちも未だに流しのタクシーには乗らないのだと言っていた。(移住して30年近くたつ男性は、たまに乗るようになったとのことだったが、そのときは、乗った途端、メキシコに長く住んでいることをスペイン語で一気にアピールするんだとか。)何しろ、流しのタクシーには乗らないほうがよい。

夜は、街を歩き回るのはなるべく控えたほうがよいかもしれない。特に女性の1人歩きは危険。このことは、いろんな人から口を酸っぱくして注意されたので、わたしもここはぐっと我慢した。最近本当に危ないらしい。
といっても、夜はずっとホテルにいたわけではなく、ホテルのひとにタクシーを手配してもらって、レストランへは出かけたが。

ルームサービス
FAJITAS DE POLLO A LA PLANCHA 42ペソ(1ペソ約11円) ~ルームサービス~
メキシコ・シティーに到着した日だけは夜とても遅かったので、さすがに外出するのは難しく、泣く泣くホテルのルームサービスをとってみた。これが結構美味しくてビックリ(右写真)。今回は比較的いいホテルに泊まったので、良かったのかもしれない。ルームサービスも使いかたによっては十分楽しめた。

メキシコ・シティは、多くの民族が集まる都市(首都)だけに、様々な地方料理がいただける。
この街はいまあらゆる面で進化しているが、食に関してもこの波は押し寄せてきていた。街中にヌーベル、インターナショナルといった言葉が多く見かけられた。いわゆる創作メキシコ料理といわれているものなのだが、日本の創作料理店で出す料理とは違い、“伝統的な料理を、洗練された盛り付けで、無理のない程度に仕上げている”。
この街には短い滞在だったので強くは言えないが、そんな印象を受けた。

今回メキシコ・シティでは、伝統的なレストラン、地方料理、ローカルレストランに足を運び、あとは家庭におじゃまして料理を習ってきた。レストラン情報、レシピなどの食情報は、後ほどじっくりご紹介したいと思う。

<世界の食紀行>~メキシコ編~ vol.2芸術の町サンミゲル・デ アジェンデ
<世界の食紀行>~ ネパール編 ~
<世界の食紀行>~ ベトナム編 ~
<世界の食紀行>~ トルコ編 ~
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