韓国料理/おすすめ韓国料理店

新大久保 「スンデ家」(2ページ目)

コリアンタウンとして名高い新大久保のなかでも、少し離れた場所に位置する人気店。

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

職安通りからブティックホテルが並ぶ脇道をはいり、突き当たりを右にはいったところに忽然とその店は構えています。
店頭にはビール箱やキムチなどが無造作に置かれ、常連客でしか足を踏み入れられないような雰囲気が漂うなか、一歩足を踏み入れてみると、意外ときれいでビックリ。
わんさか出てくる突き出しやハングル語がとびかう店内にひとりで入店するも、異国情緒たっぷりの雰囲気に胸が高鳴り、ひとり楽しんだものでした。


数年後改装し、怪しげなお店としてこの界隈ではかなりの有名店になったので、一度は来店してみたものの、できるだけ多くのお店に足を運びたいとおもってしまうわたしは、その後行く機会をのがしていました。
しかし、先日友人のお誘いもあり、久しぶりに再訪しました。

その後スンデ家はどのようになったでしょうか・・・?

店内には以前と同じく韓国人が多く、ハングル語が飛び交っています。
でも明らかに以前と違うところがひとつ。韓国人の年齢層が低くなったこと。
あとメニュー自体は大きくかわってはいないものの、メニュー表が色鮮やかな写真が整然と並んだ新しいものになり、昔の素朴さは半減。

注文を終えると、いままでどおり突き出しが数種類ドン ! とテーブルに置かれ、これは以前とかわらなくて、とても嬉しい。
しかし、ひと口ずついただいてみると、“・・・あれっ?”
旨みがなくて、さっぱり。それに、少し大味で苦みもある・・・。


味の記憶というものは、環境や体調や思い込みなどでかなり変わってくるものだとはおもうけれど、食べ進んでいくごとに、やっぱり違うと確信。特に水キムチとスープがそう感じました。

一概にはいえませんが、有名店になって客層もかわってくると、少しずつ味もかわりやすくなってしまうものなのかもしれません。ひとつひとつ丁寧に真摯な姿勢で料理に取り組んでいたものが、流れ作業と化してしまうのでしょうか・・・。

とはいっても、昔のインパクトが強すぎただけで、このお店はいまでもある程度満足できるお店だとおもいます。

新大久保界隈のディープな雰囲気を楽しみながら、目新しい家庭料理をおもう存分食べたいとき、深夜または時間を気にせず食べたいときには、24時間営業ということもあり、最適な店ではないでしょうか。

コリア スンデ家
新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿A1F
03-5273-8389
24時間営業
職安通りの南大門市場の山手線側の脇道を入り、突き当たりを右に。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます