暑い国のひとたちは食べものから元気の素を見つけるのがとても上手。暑さに打ち勝つにはやっぱり本場暑い国から学ぶのがイチバンです!
前回は家庭で簡単に作れるベトナムの夏バテ解消レシピをご紹介しましたが、今回はレストランでしかあまり食べられない珍しい夏バテ解消料理をご紹介いたします。
ナイジェリアの家庭料理
オボノスープ&フフ(ヤム芋) ¥1500
オボノスープ(写真手前)はナイジェリアでは食欲がないときや風邪をひいたときになど食べると元気になるといわれているネバネバしたスープです。
ネバネバの素はオボノシードという固い種(写真右)。
これを好みの肉(このお店では骨付きラムと砂肝)と干した魚、ビターリーフというナイジェリアの苦い葉、クレーンフィッシュ(えびの粉)、目がきれいになるといわれている少しクセのある赤いオイル“パームオイル”、タイム、塩などをいれてコトコト煮込んだものです。
ネバネバ&ドロドロしたスープに個性的な材料がたくさんはいっているので、少しクセがあって日本人は苦手なかたが多いといわれていますが、骨付きラムとパームオイルの濃厚な旨味と魚のエキスがミックスされた、いままで味わったことがない不思議な味にわたしは結構気に入っています。
これだけでもじゅうぶん効果はあるのですが、さらに!
もちもちとしたフフ(ヤム芋)につけて食べると元気は100倍になるのだそう!!(100倍はちょっとオーバーかもしれませんが・・・)
でも夏バテ解消にはこの食べかたがぜったいオススメ!!
ナイジェリア流にお餅のように丸めて手でスープにつけて食べてみてください。
(妊婦がフフを食べると双子ができやすいという説もあるそうですよ -笑-)
なんと!このお店ではナイジェリアで疲労回復に効くといわれているドリンクもいただけます。
ルーツ シングル:¥600 ダブル:¥800
ドゴヤロの木の皮をジンで漬けた40℃くらいのお酒。
ほろ苦くて少し甘い味がします。
ナイジェリアではオゴゴロというお酒で漬けるそうですが、日本では手に入らないのでジンで漬けています。
日本在住のアフリカ人たちもそんなふうにして飲んでいるそうですよ。
ナイジェリアの元気になる料理をいただいたとき、世界各国距離は離れているけれど、とろろや納豆のようにネバネバしていたり少しほろ苦いものなどが体にいいということは自然と浸透して定着するものなのだなと感心してしまいました。
遠く離れたアフリカからの元気になる珍しい料理を一度試してみませんか?
『 アフリカ大陸 』
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-13-4オフィスワンB103
0422-49-7302
営業時間: 7:00pm~2:00amぐらいまで
定休日 : 月曜日
料理の品数は少なく、レストランというよりはBARといった雰囲気のお店です