サバサンドの思い出(トルコ編)
木漏れ日のなか、かんたんで素朴なサンドイッチを片手にのんびりした時間を過ごしてみるのもいいものです。こんな時間の過ごしかたにピッタリの素朴なサンドイッチを世界の国からピックアップしてみました。◆サバサンド◆ ~トルコより~
(2005.10.1加筆 只今、サバサンドの販売は中止されています)
ボスポラス海峡のエミノニュ桟橋とガラタ橋のあいだで、陽気なおじさんが揺れる小舟に乗りながら得意げにつくってくれるサンドイッチがトルコ名物の『サバサンド』。
おどろくことに、舟の揺れは半端じゃなくすごくて見てるだけで船酔いしちゃいそうなんですけど、おじさんはそんなのへっちゃらというかんじ。
横半分に切りこみをいれたパンに、焼いたサバの切身(揚げたものもあります)をガサっと挟んでハイッ!
満面の笑みを浮かべて小舟から手渡してくれます。
受けとったら近くにおいてある塩とレモン汁、生の玉ねぎを好きなだけいれて、いただきます!わたしはレモンをたっぷりかけます。
トルコの真っ青な海と空に爽やかな風、そしておじさんの笑顔を眺めながら食べるサバサンドは格別なおいしさ。
ただ焼いた塩サバをいれただけのシンプルなサンドイッチなのに、ほんとにすごくおいしい!ちょっと冷めてしまってもこれまたいける!自然と素朴なサンドイッチがほんとうによく合うということを実感してしまいます。
日本でも晴れた日に緑がいっぱいの公園や河原でボーっとしながら食べても、きっときっとおいしいと思いますよ。
~ 朝起きて青い空が見えていたら、バックにサクッと材料だけつめて公園や河原にぜひ出かけてみてください ~
◇◆◇ サバサンドの材料 ◇◆◇
フランスパン、焼いたorフライにしたサバ、スライスした玉ねぎ、塩、レモン汁( レタスやトマト、オリーブをいれてもおいしいですよ )
新市街と旧市街をつなぐ橋があるこの付近はトルコ人がよく集まっていることもあって、サバサンドだけじゃなくていろんな屋台がでています。
< 右の写真 >
ゴマがたっぷりついた塩味のシミット。ワゴンにのせて売られていて、買うとわら半紙みたいな紙にサッと巻いて手渡してくれます。この素朴さがたまらなく好き!
< 左の写真 >
ドネルケバブ。ピタパンにはさんであるものをよくみかけるとおもいますが、こんなふうにして食べたりもします。大口をあけないと食べられないほどボリューム満点!
あとピクルス屋さんや焼き栗の屋台なんかもでているんですよ。
トルコはほんとにパンがおいしい国です。最後にパン屋さんの写真を。
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