・揚物
揚物。
「河豚の白子のフライ」と「マナガツオのから揚げ」。
そして最後に「河豚の白子のフライ」と「マナガツオのから揚げ」でクライマックス! マナガツオの旨味を閉じ込めた「から揚げ」はもちろん、口の中でとろける「白子フライ」に感激! これは私の大好物でもあるのですが、今の時期にこれだけの「河豚白子」があることにも驚きましたね。一口毎に昇天しそうになるぐらい舌が踊る旨さ。尚、これらは煎り醤油でいただきます。


・飯物・味噌汁・香の物
土鍋。
よそってもらいます。
まずは、部屋の外でスタンバイされていた土釜から、炊き立て御飯の登場です。

御飯。
炊き上がりの御飯。
〆の飯物は、牛蒡の焙じ茶仕立ての炊き込み御飯。写真のようにジャコをかけていただきます。上品この上ない繊細な味付けで、いくらでも食べていたくなる仕上がりなのです。

そして、味噌汁は前から食べてみたかった金沢名産手作り「中六商店」の味噌。甘みのある優しい味わいが印象的でした。


・水菓子
水菓子。
フルーツもたっぷり。
水菓子でも美味サプライズ! なんと「苺のベイクドチーズケーキ」「スダチのシャーベット」「苺」「メロン」「アメリカンチェリー」「マスカット」と、女性なら喜ばれること間違いなしのテンコ盛りです。

最近は、洋菓子系の水菓子が主流になってきていますが、ここまで作りこまれているのは稀。特に苺のベイクドチーズケーキは、甘さも控えめでハイクオリティ。若き料理長のセンスが活かされた、大満足の水菓子でした。


金沢に来る愉しみが、また一つ。

内装。
卓越したセンスと実力を持つ料理長と美人女将。
季節感溢れる繊細な料理に加えて、器の何たるかを知られることが窺える本歌取りの器たち、金沢でも一、二を争う料亭街の町家という佇まい。食い道楽の旅人が金沢に来て、これ以上何を求めようと思うでしょうか。

主計町のはずれについ一昨年姿を現したばかりの珠玉の名店。口福感一杯で店をあとにしたら、帰りは途中で右に折れて細い路地の迷宮に入り、鏡花も通ったという「暗がり坂」の魔界をくぐり抜けて、現世の尾張町に出るのも一興でしょう。


<DATA>
・店名: 御料理 貴船
・所在地:石川県金沢市彦三町一丁目9-69
・アクセス:JR「金沢駅」(東口)徒歩約18分
・地図:Yahoo!地図
・TEL:076-220-6131
・営業時間:11:30~13:30(LO)、17:30~20:30(LO)
・定休日:水曜日
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