大阪グルメ/大阪のフレンチ

ユニッソン・デ・クール(大阪・西天満)(5ページ目)

パリの三ツ星「ル・ムーリス」などで修行されてきた阪本シェフが先月オープンさせた新フレンチ「Unisson des Coeurs」。全13皿のコース料理を全て御紹介いたします。

執筆者:麻生 玲央

・Fromage ligerien
ポンレベック。
ポンレベック
フロマージュも標準装備。やはりフレンチの最後にフロマージュがあると、肉料理の時に飲み残した赤ワインが、ここで再度・楽しめますからね。

尚、ボンレベックはウォッシュタイプでもっちりとした食感が特徴。クセも少なく、赤ワインにはぴったりです。


・Pres Dessert
青りんご バジルのグラニテ。
青りんご バジルのグラニテ
清涼感のある青りんごとハーブのW効果で、お口の中をスッキリと。 


・Dessert
マカロンルージュ。
マカロンルージュ
マカロンルージュは、見た目も味わいも強烈に「フランス」を感じさせるテイストになっていて、力強い生地のテクスチャ、クリームのコク、甘い香り、それら全てが口の中で甘く美しく調和していきます。こういうデザートを食べる度に、やっぱりフランスはお菓子の国なんだなぁと改めて実感しますね。

また、極限まで滑らかさを追求したかのようなアイスクリーム(グラス)が、何とも気品のある仕上がりで、溶けていくのが分かっていても、それでも敢えてじっくりと大切に味わいたくなる逸品でした。


・Eclosion des Sucre..
茶菓子とカフェ。
茶菓子とカフェ
茶菓子も伝統的なパリ菓子がズラリとラインナップ。一つ一つがしっかりと作り込まれていて、パティシエールさんの本場仕込の実力とお菓子への情熱が伝わってくる出来栄えでしたね。珈琲カップも持ちやすく、ユニークなデザインが、一味違う食事後ティータイムを演出してくれます。


心の繋がりが生む、可能性。

阪本充治シェフ。
実力・センス・可能性は既に「K点越え」。若き気鋭シェフの阪本充治さん。
阪本シェフはご覧の通り、茶目っけたっぷりの方。厨房の公用語がフランス語! というのにも関わらず、シェフのお人柄で和気あいあいの雰囲気の中、料理が紡ぎ出されて行きます。

本場での経験は充分、しかも、はち切れんばかりのチャレンジ精神の塊である阪本シェフの指揮のもと、日仏の料理人が心を一つにして産み出される料理たちは、日々変化を遂げています。スタッフはもちろん、食べ手との心の繋がりを大切にするシェフの夢は、敷居の低い、肩の凝らない、これまでになかった「大阪ならではのフレンチレストラン」。

溢れんばかりの可能性を携え、今、ライオン橋のたもとで幕は上がったばかりです。


注) ユニッソン・デ・クールは閉店されました。阪本シェフは独立されて「オノウエ」をオープン。当記事はオープン当時の記事となります。ご注意くださいませ。

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