蔵尾豚バラ肉のリゾット |
また、メインの後にリゾットというコースの流れにされているのは、シェフ曰く「和食でいうところの〆の飯物的な役割にしたい」とのことで、メインの後でも食べられるように、リゾットのポーションは一口サイズ。私のような京都人、または和食愛好家にとっては、この〆のリゾットは食べていてホッとするというか、やはり最後は「お米」で〆が落ち着きます。
ただ、先述したスープ料理も然り、こういった料理は一歩間違うと、「ビストロ料理」になりやすいものですが、味わい・見た目・ポーション(盛り付け)が見事なまでに「レストラン」仕様となっているところが、シェフの技量の高さとセンスの良さ、なのです。
特に、レモンの皮の塩漬けを散らして、黄色が目を惹く鮮やかさなルックスと、山芋を細かくカットしたものを入れて、食感にアクセントを生み出す点など、随所に施された創意工夫は、さすが! さらに皿の上で「黄色」を惜しげもなくアピールするあたりは、本場の名店で修行されたシェフだからこそ、の粋センスでしょう。
・デザート
梨のコンポート |
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