西日本グルメ/和歌山グルメ

オテル ド ヨシノ (hotel de yoshino・和歌山)(6ページ目)

和歌山の「海の幸」や「地の食材」の素晴らしさを再確認できるレストラン「オテルドヨシノ」。今回は三人のスターシェフによる饗宴が生んだスペシャルコースを御紹介!

執筆者:麻生 玲央

まさにサプライズ! 美しき珠玉のデセール


・シュクル バラとフランボワーズのクリーム
シュクル バラとフランボワーズのクリーム。
シュクル バラとフランボワーズのクリーム
そして3皿目は、成田シェフの卓越した妙技が光る一皿「バラとフランボワーズのクリーム」。皿の中心部にあるシルキーゴールドの珠は飴細工によるもので、シュルプリーズ(=サプライズ)と呼ばれる逸品。バラとフランボワーズの二種類の膨らみ感あるクリームが、口の中に入れた瞬間に香りと甘み、酸味が畳み掛けてくるような交わりをみせ、同時に優しく静かな繊細な一面をも魅せてくれるのです。

見た目のルックスもフランス的な華やかさとエスプリが漂い、まるで一枚の抽象画を想起させる一皿。味わいだけではなく、見た目においても精妙で妥協のない料理世界を作り上げています。本当に素晴らしいデザートというのは、食べ手を幸福にしてくれるものですが、食べていて、ここまで口福感・至福感に浸れるというのは、本当に凄いの一言。

今回は特別に成田シェフによるデザート3皿という構成でしたが、甘い物(スウィーツ)を食べるのが好きな人には夢のような時間ですし、こういった「甘い幸せ」を深く味わえることこそが、フランス料理(コース)における「贅沢」というものなのでしょうね。

・コーヒーと小菓子
Cafe et mignardises。
Cafe et mignardises
最後は食後ティと小菓子。ベルナルドのカップで登場です。小菓子はどれも甘さ控え目で上質なものばかり。特にマカロンはさすがの出来でしたね。

和歌山テロワールの凄味

パン。
パンのクオリティも特筆物。これも是非食べていただきたいですね。
和歌山の「海の幸」や「地の食材」の素晴らしさと、日本の鄙の魅力は「食」だということを再確認できるレストラン「オテル ド ヨシノ」。

和歌山は遠いようで意外と近いのです。京都・大阪から電車で一時間ちょい。少し足を伸ばせば、和歌山のテロワールを存分に堪能できる最高のフランス料理が待ってます。プチ・バカンスがてら、心に残る「和歌山時間」を。

☆「オテルドヨシノ」のジビエ特集記事はコチラ


<DATA>
・店名: hotel de yoshino(オテル・ド・ヨシノ)
・所在地:和歌山県和歌山市手平2-1-2 和歌山ビック愛12F ホテルランドマーク和歌山
・アクセス:JR「和歌山駅」から車で約10分
・地図:Yahoo!地図
・TEL:073-422-0001
・営業時間:11:30~14:00(LO)、17:30~21:00(LO)
・定休日:月・第2火曜日

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