イスタンブールの観光名所を1日で制覇! おすすめのプランをご紹介

イスタンブール観光を一日で制覇するモデルコースをご紹介

スルタンアフメット地区には世界遺産がぎゅうぎゅう詰め!

イスタンブールは歴史的な見どころが満載の都市。そのイスタンブールを、一日でできる限りめいいっぱい楽しみたい!という人のために、ここでは基本観光地をほぼカバーするモデルコースをご紹介します。最重要観光メッカに加え、移動を最小限に抑えた上で、ハマムやベリーダンスショウまで組み入れられる、名付けて「どっぷりイスタンブール体感コース」! イスタンブールでの一日をいかに効率良く観光するか、迷っているあなたに満足感たっぷりのプランを立ててみましたので、ご覧ください。

9:00~ まずはヒポドゥローム(アトゥ・メイダヌ)から

エジプトから来たテオドシウスのオベリスクは、レリーフが見もの

エジプトから来たテオドシウスのオベリスクは、レリーフが見もの


トラム(路面電車)のスルタンアフメット駅を降りたら、スルタンアフメットモスクに行く前にちょっと寄ってもらいたいのが、徒歩1分のところにあるヒポドゥローム。

ここは、なんとローマ帝国時代の325年に完成した楕円形の元馬車競技場。その後ニカの反乱で損害を受けたり、政治的な集会の中心地になったりと、様々な歴史的・社会的出来事の舞台となってきました。
 
3匹の蛇が絡み合ったモチーフ、蛇の柱

3匹の蛇が絡み合ったモチーフ、蛇の柱

今では、エジプト・カルナック神殿から運ばれた「テオドシウスのオベリスク」、ギリシャ・アポロン神殿から運ばれた青銅の「蛇の柱」、そしてコンスタンティヌス帝時代に建てられた「コンスタンティヌスのオベリスク」の3本のモニュメントが立っています。

市民の憩いの場としてここをブラブラ散歩するトルコ人も多いので、まずは軽くここを散策しながら歴史深いイスタンブール街の空気に慣れていきましょう。ただし、親切さを装った客引きに声をかけられると思いますが、絶対に無視してください!

広場の端には、ドイツの泉と呼ばれる給水所があります。これはオスマントルコ帝国のアブドゥルハミト2世の王位就任15周年を記念してドイツ帝国ウィルヘルム2世が贈呈したもので、ドーム天井の内側の金のモザイクの美しさは一見の価値ありです。 

9:30~ スルタンアフメットモスク(ブルーモスク)

内部装飾がブルーがかっている事から、別名ブルーモスク

内部装飾がブルーがかっている事から、別名ブルーモスク

スルタンアフメットモスクは現在でもモスクとして機能しているため、お昼以降になると礼拝のために何度か入場禁止の時間帯が生じます。このため、午前中に行っておくのがベター。

スルタンアフメットモスクの建物に入る際には履物を脱ぐ必要があり、配布されるビニール袋に自分の靴を入れ、それを持ち歩いて鑑賞することになります。また、ミニスカートや短パンなど肌が露出した服装の場合はここで止められ、女性はスカーフで髪を覆うよう言われます。持っていない場合は貸してくれますが、あまり洗濯したきざしが見えないものなので、できれば自分でスカーフを一枚持っていくと便利。

内部のブルーがかったタイル装飾や壁の文様、ステンドグラスの美しさはため息モノ。ドームから吊り下げられた無数のランプが醸し出す柔らかな灯りが、モスク内の雰囲気を厳かなものにしています。

スルタンアフメットモスクについては、こちらの記事から>>>ブルーモスク/イスタンブール
 

10:00~ アヤソフィア

公園をはさんだ向かいにあるアヤソフィアは朱色の外観

公園をはさんだ向かいにあるアヤソフィアは朱色の外観

スルタンアフメットモスク鑑賞が終わったら、次は向かい側にそびえ立つアヤソフィア博物館に向かいましょう。
 
ドーム天井に聖母マリア、その下やや右寄りにミフラーブ

ドーム天井に聖母マリア、その下やや右寄りにミフラーブ

先ほどのイスラム文化とは打って変わって、こちらはビザンティン帝国時代の元キリスト教大聖堂。オスマントルコ時代にはモザイク画が漆喰で塗り固められてモスクに改造されていましたが、トルコ共和国になってからは博物館として開放され、その時に漆喰の中に閉じ込められていた美しいイコンが蘇ったのです。

その歴史の重みを背負ったように、内部は全体としてやや霞がかったような、シンとした雰囲気があります。ビザンティンのキリスト教建築美術とモスク施設という、キリスト・イスラム両文化の混合が珍しい内装。2階のギャラリーでは、美しいモザイク画が展示されています。

アヤソフィアについては、こちらの記事から>>>アヤソフィア博物館/イスタンブール
 

11:00~ トプカプ宮殿、コンヤルで昼食

オスマントルコ帝国の繁栄を支えてきた宮殿です

オスマントルコ帝国の繁栄を支えてきた宮殿です

アヤソフィアを出て左に進み、つきあたりを左に曲がると、トプカプ宮殿の入り口が見えます。こここそ、イスタンブール観光の大目玉! 夏場は入場券を購入して中に入るまでにかなり時間を要することもあるほど、世界中の観光客に大人気のスポットです。

入場してから、まずハレム(別料金)を見学しましょう。トプカプ宮殿内ハレムの最終入場時間は15時30分と早めなので、早めに入場しておくのが効率的。ハレムの見学は、大体40分程度かかります。
 
宮殿奥の、海峡沿いに位置しているので、景色が最高

宮殿奥の、海峡沿いに位置しているので、景色が最高

その後、宝物館や聖遺物の間などいくつかの見学ポイントを周り、昼食をトプカプ宮殿内部のオスマン宮廷料理レストラン、「コンヤル」で頂くのも贅沢なチョイスです。ここは1897年創業の老舗なので味も確か。海峡沿いのテラス席からボスフォラス海峡を眺めながら、当時のスルタンの気分になって宮廷料理を味わってみましょう。

Konyali
TEL:0212(513)9696
営業時間:レストランは11:30~16:00、カフェは9:00~16:30(火曜日定休)

トプカプ宮殿について詳細はこちらの記事をどうぞ>>>トプカプ宮殿/イスタンブール

 

14:00~ 地下宮殿(イェレバタン・サライ)でメドゥーサに会う

ただの貯水池とは思えない、幻想的な雰囲気

ただの貯水池とは思えない、幻想的な雰囲気

トプカプ宮殿をアヤソフィア方向に戻り、交差点を渡ると左手に地下宮殿の入り口があります。
 
メドゥーサの魔力を封じ込めるため、という説も

メドゥーサの魔力を封じ込めるため、という説も

ここは、ビザンティン帝国時代の527年に建設された貯水池。アヤソフィアや帝国宮殿に水を供給するために作られました。林の木々のごとく並ぶ336本の柱や、薄暗い照明など、全体的にとても幻想的雰囲気があります。見どころは、「涙の円柱」と呼ばれる柱と、奥にある2本の柱の土台にあるメドゥーサの頭。

この辺りでそろそろ疲れて来たら、内部のカフェに座って、少しこの幻想的な雰囲気を満喫するのもいいかもしれません。地上の喧騒とはかけ離れた静かな雰囲気で、心も落ち着きます。

地下宮殿について詳細記事はこちらから>>>地下宮殿/イスタンブール
 

15:00~ グランドバザール(カパル・チャルシュ)でショッピング

かわいいモザイクランプやトルコグッズがいっぱい!

かわいいモザイクランプやトルコグッズがいっぱい!

グランドバザールのトルコ名、「カパル・チャルシュ」は「屋内市場」という意味

グランドバザールのトルコ名、「カパル・チャルシュ」は「屋内市場」という意味

さあ、地下宮殿でパワーをもらった後は、ショッピングの時間! グランドバザールまではスルタンアフメットから徒歩かトラムで。トラムならCemberlitasかBeyazit駅が最寄りです。

グランドバザールは1461年に完成。4500もの店舗、2000以上の工房、65の通りを持つ巨大屋内市場です。

価格はかなり観光化してきているので、ある程度交渉した上で購入するのが基本。ここグランドバザールであまり高価なものを購入するのはお勧めできませんが、小さなトルコ土産などをちょこちょこ買う分には「市場ショッピング」の醍醐味を味わえるという意味でかなり楽しいエリアです。
 
自分で石を選んでアクセサリー作りも!

自分で石を選んでアクセサリー作りも!

ここでの人気商品は、最近注目のモザイクランプ、ベリーダンスの衣装、ナザールボンジュという目玉を模ったガラス細工、トルコ模様の小鉢、ハマムグッズ、パシュミナ、アクセサリー類など。本当に、見ているだけで楽しくなるグッズたちなので、何も買う気がない人も是非訪れてみて。また、ここには雰囲気のいいカフェがいくつかあるので、少し休んでチャイなどすすってみるのもまたオツかも。

グランドバザールについて詳しい記事はこちらから>>>グランドバザール/イスタンブール
 

16:00~ トルコ・ハマムで癒しのひと時

1584年にミマールシナンが建築。入り口は小さいけど、中は広いです

1584年にミマールシナンが建築。入り口は小さいけど、中は広いです

さあ、旅の疲れもそろそろ溜まってきた頃。グランドバザールのヌルオスマニエ門から出て、トラムのチェンベルリタシュ駅に向かって歩いて行く途中左手に、チェンベルリタシュハマムがあります。ここでトルコ文化の一つ、ハマムを体験してみませんか? 一気に疲れが取れて、癒されること間違いないし! 事前の準備は何も必要ありません。

ここはスレイマニエモスクなどを手掛けた天才建築家、ミマール・シナン建築のハマム。歴史があるだけでなく、入り口に料金表もあって値段もはっきりしているので、良心的です。

まず、事前にコースを決め、それにより料金を先払いします。体を洗ってもらうためのケセ(垢すり用タオル)もここで新しいものを支給されますから、清潔!

この後タオルを支給されてロッカーに案内されるので、そこで服を脱いで、いざハマム内部へ。本来トルコ人はパンツを履いたままハマムに入るのですが、ここは外国人が主なお客さんのため、ほとんどの人が裸で入ります。替えの下着がない場合は、素っ裸で勝負しましょう。
 
ハマム内部の作りも見ものです

ハマム内部の作りも見ものです

ハマム内部では、まず壁際にある蛇口から出ているお湯で体を流し、中央の大理石の上に寝転びます。いい感じに汗腺が開いた頃に垢すりのおばちゃん(男性ならおじちゃん)がどこからともなく現れて体を洗ってくれるでしょう。その後また大理石で休んでもいいし、コースによってはオイルマッサージもしてくれます。

脱衣所ではドライヤーで髪を乾かしたりメイクしたりすることもできます。この後、満足度によっては垢すりを担当してくれた人に5~10トルコリラ程度のチップをあげることも。

それにしても、ハマム後の疲労回復や、肌のすべすべ感は感動モノ! 旅で疲れた体に是非トライしてもらいたい体験の一つです。

ハマムについてはこちらの記事も>>>トルコのハマム

<DATA>
Cemberlitas Hamami(チェンベルリタシュ・ハマム)
TEL:0212(522)7974
営業時間:6:00~24:00(毎日営業)
値段:セルフサービス(ハマムのみ)=60トルコリラ、ハマム+垢すり+体を洗ってもらう=計95トルコリラ、ハマム+垢すり+体を洗ってもらう+オイルマッサージ=計160トルコリラ
 

17:00~ 新市街へ移動……世界で一番短い地下鉄!

駅構内も車両も、なんだかレトロでかわいい!

駅構内も車両も、なんだかレトロでかわいい!

ハマムで疲れを癒したら、今度は新市街へ移動しましょう。

ハマムを出てすぐのチェンベルリタシュ駅からトラムでカラキョイへ行き、そこから「世界で一番短い地下鉄」でタキシム・テュネル広場まで行きます。これはたった2分間だけの地下鉄で、19世紀半ばに建設された歴史深いもの。駅構内や車体は古くてかわいらしく、なかなか味わい深い雰囲気を醸し出しています。
 

17:30~ ガラタ塔で夕暮れを

小高い丘に建てられた塔なので、眺望抜群

小高い丘に建てられた塔なので、眺望抜群

ガラタ塔は、テュネル広場から徒歩5分ほどです。現在残るガラタ塔は、1348年にジェノバ人が城壁の本塔として建設したもの。高さ68メートルの12階建てで、最上階テラスから見る眺めはイスタンブール全体を掌握できる絶景! この時間帯に日の入りが重なる季節だと、真っ赤な夕焼けに映えるイスタンブール歴史地区やボスフォラス海峡を見ることができます。

ガラタ塔についての記事はこちら>>>ガラタ塔/イスタンブール
 

19:00~ ソフィアル・9(ドクズ)で夕食

ソフィアル9

家庭的な雰囲気のほっこり居酒屋

このあたりで、そろそろ夕食! 新市街ガラタエリアにいるのですから選択肢はたくさんあります。特にベイオール地区のアスマルメスジット通り、ソフィアル通り、メシュルティエット通りなどは今が旬のスポット。

ここでガイドのおススメは、ソフィアル・9(ドクズ)。まさにソフィアル通りにある小さなレストランで、トルコの家庭料理と美味しいお酒がいただけるキュートな居酒屋です。オリーブオイルの冷菜もおすすめ。パズ(フンダソウ)のドルマやボレキなどが人気メニューです。

<DATA>
Sofyali 9(ソフィアル・ドクズ)
住所:Asmalimescit Cad. Sofyali Sok. No:9, Beyoglu
TEL:0212-252-3810
アクセス:地下鉄Sishane駅から徒歩5分
営業時間:12:00~01:00
 

20:30~ ベリーダンスショウ

ご飯を食べたら、いざ、ベリーダンスショウへ! ここから行きやすいのはケレバンサライレストラン。タキシム広場を通ってCumhuriyet通りをまっすぐ歩いて行くと、右手にあります(Hiltonホテル入り口手前)。ハジ・アブドゥッラーから徒歩17分ぐらい。
 
ケレバンサライで踊る、有名ダンサー・アセナ

ケレバンサライで踊る、有名ダンサー・アセナ

ここは事前予約が必須なので、ベリーダンスを見るぞ、という日には電話で予約をしておきましょう。食事付きと、アルコール2杯+ドライフルーツなどのおつまみコースがありますが、食事は外で頂き、ここではお酒だけを頂きながらショウを楽しむのがいいでしょう。

ショウはおよそ2時間。3~4人のベリーダンサーが出演しますが、最後になるにつれレベルの高いダンサーになっていきます。今トルコで最も有名なダンサー、アセナも定期的に出演。美しい肢体のベリーダンサーが踊る様は、見ているだけでもため息モノ。今や日本でも名が知れて来たベリーダンス、男性のみならず、女性でも楽しめること間違いなし!

<DATA>
Kervansaray Restaurant & Night Club
TEL:0212(247)1630

これで一日のコースは終わりです。でも、もう少し遊びたい、飲みたい!……という元気な人のために、ワインバーでトルコワインを楽しむお店もご紹介します。
 

23:30~ ワインバーでトルコワインを

ベルエポックの象徴、パノ

ベルエポックの象徴、パノ

タキシム・イスティクラル通りを、テュネルに向かって降りて行き、中腹(ガラタサライ高校向かい)で右手に曲がると、PANOというワインバーがあります。ここは100年前の古き良き時代に栄えたワイン酒場で、1998年に同じ内装で蘇りました。トルコ名産のワインやハウスワインが数多く揃っており、いつも地元の若いトルコ人たちで賑わっています。彼らに交じってイスタンブールの夜をワインで締めるのもいいかもしれません。

<DATA>
PANO
TEL:0212(292)6664
営業時間:12時~翌1時、週末は~2時

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