イスタンブールが誇るオスマン建築の傑作、
スルタンアフメットモスク(通称ブルーモスク)

スルタンアフメットモスク

観光メッカ、スルタンアフメット地区のど真ん中にあるだけあって、終日観光客で賑わっています

古都イスタンブールには様々な歴史的建造物があるけれど、その多くはビザンティン帝国時代からのものとオスマントルコ帝国時代のもの。その中で、スルタンアフメットモスク、通称ブルーモスクはオスマントルコ帝国時代から残る建築物としては一番の必見ポイントです。

スルタンアフメットモスク内部

ブルーモスクだけど、全体的にパステルな色調

アヤソフィアのちょうど向かいに位置し、「ブルーモスク」の名の方がひろく知られるこのモスク、その云われは内部の壁、天井、柱を覆う文様がほんのり青を帯びていることから。昔は全体的にもっと青みが強かったものの、近年の改修で天井などはより抑えられた色彩になっており、全体的に優しい色調で覆われています。一方で昔から残っている壁のイズニックタイルなどははっきりとした青が美しく、これもまた見どころの一つです。

ブルーモスクの歴史

オスマントルコ帝国当時のスルタン、アフメット一世が建設させたことから、正式名称の「スルタンアフメットモスク」という名前がついています。1609年にアフメット一世がミマール・シナンの弟子、メフメット・アーに建設を命じ、7年後の1616年に完成。アフメット一世自身はその一年後の1617年に亡くなったため、隣にある霊廟に妻や息子と共に埋葬されています。

スルタンアフメットモスク外観

ミナレットが6本は世界唯一

通常、モスクの周囲にはその規模によってミナレットと呼ばれる尖塔が1~4基設置されます。一番大きいモスクでも4基が普通ですが、このスルタンアフメットモスクにはなんと6基のミナレットが。これには、当時スルタンの命令の「アルトゥン(金)」を「アルトゥ(6)」を聞き間違えた建築家が、金のミナレットを建てる代わりに6本のミナレットを建ててしまったといういわれもあります。また、当時メッカの聖モスクが6本のミナレットを持っていたため、これにあやかる代わりにメッカの聖モスクにミナレット1基が献上されたという話も残っています。いずれにせよ、現在スルタンアフメットには世界で唯一、ミナレットが6基あるのです。