男性は、携帯メールよりも話す方が好き? |
意中の相手をデートに誘う際、「当日まですべてケータイでのやりとり」で済んでしまいます。
しかし、便利なはずのケータイが恋愛のストレスになっていることも少なくないようです。今回は、20~30代の男女に、恋愛に関する携帯メッセージのやりとりでの、ストレスや悩みごとついて、意見を聞いてみました。
まずは、男性たちの3つの意見を紹介します。
男性が、がっかりする女性からのメールとは?
1.ネガティブな長文メール「長文メールで、暗くて重い内容が送られてきた時、ちょっと返事に困ってしまいました」(26歳・メーカー勤務)
ケータイの文章では、細かなニュアンスは伝わりづらいものです。長文になる場合はポジティブな内容で、お互いが相手に好意を持っていればOKですが、出会って間もない相手の場合は、余程のことがない限り、長文メッセージは避けた方が良いでしょう。相手が返信しやすいかどうか、負担をかけていないかを気遣うことが大切です。
2.質問に答えていないメール
「2つの質問をしたのに、その1つしか答えない子。俺のメールをきちんと読んでいないなと感じてしまって。小さなことですが、もう一度聞きなおすことになるので、これが何度も重なったら、『この子と付き合ったらしんどいだろうな~』と思ってしまいます」(30歳・商社勤務)
これには、他の男性たちも「よくあるよね~」と、うなづいていました。
・相手への関心が低いから、適当に返信した
・相手に関心が高いことをアピールするために急いで返事をした
……どちらの場合もあるかもしれませんが、男性たちは質問の答えが返ってこない女性の受け答えに辟易してしまうのは事実。女性たちは、ミスがないように、受け取った男性のメールの内容を表示させながら、返信文を見直すことで、単純なミスを、回避してみましょう!
これって、「脈なし」ってこと? |
「返信が遅いと、相手に好意がないことを察して、がっかりしてしまいます。似たようなケースで、飲み会やパーティーの幹事をしたとき、好意を持ってる女友達から『何も予定がなかったら、行くよ』と言われて、『予定が空いてるなら優先してよ……』と、思ったことがあります。参加したくないならば行けないと伝えてくれればいいのに」(30歳・IT関連会社勤務)
これは男女間だけでなく、大人数での予定を立てるときのマナーです。優先度が低いから返答を後回しにするのは言うまでもなく自分勝手ですが、「すぐに断るのは気まずいな」と気を使っているとしたら誤りです。また、返事が遅いのも、相手をやきもきさせてしまう原因に。もし悩んでいる場合は、「先約があって悩んでいる」「前後の予定がつまっていて、直前までわからない」など、率直に伝えるのがマナーでは。
以上のように男性からは、主に「付き合う前」に生じたやりとりによる不満の声が多く寄せられました。
恋愛をリードする立場になりがちな男性たちは、事前のケータイでのやりとりで相性が良くないと感じると、それ以上アプローチすることをやめてしまうことが多いからかもしれません。
「この女性と付き合うと、大きな負担がかかる」と予想される相手は当然敬遠されますし、もし相手が意中の男性の場合は、あなたがふるいにかけられてしまう可能性が高くなります。
女性が、悩んでしまう男性からのメールとは?
今度は女性たちの声を紹介します。さきほどの男性の意見とは逆で、女性たちは、「付き合った後」のメールの回数や内容について、ストレスを感じていることが多いようです。
1.メールの回数が少ない
よく女性から聞くのが「メールをしても、彼からはすぐに返信がない」ということ。
「当初は頻繁にメールのやりとりをしたのに、付き合ったら激減」(26歳・IT関連会社勤務)
「仕事がない日なのに、返信がなかなか来ない」(28歳・営業職)
「いつも、私からメッセージを送っている気がする」(30歳・主婦)
女性たちの不満を解消するには、「彼がメールを送らないのは好意がなくなっている」のか、それとも、「彼はもともとメールが得意ではない」のかを判断してみる必要がありそうです。
女性が悩まないコツとしては、まず大前提として、コミュニケーションのペースは一人ひとり違うものだということ。彼も自分と同じ頻度で、コミュニケーションを欲していると思わないで、相手が心地良いと感じるペースを知ることが大切です。また、頻度だけでなく、得意・苦手なコミュニケーションの種類も人それぞれ。メッセージより通話の方が好きな人もいるでしょう。とくに、パソコンを使う仕事をすることが多い男性たちは、ケータイでメッセージを打つのは面倒と感じている場合が多く、ついそっけない内容になってしまったり、後回しにしてしまう傾向もあります。
また、会う頻度や生活パターンにもよりますが、もっとコミュニケーションをとってお互いを知りたいと考えている段階、つまり付き合う前や付き合いたての頃はメールでのやりとりに比重が高くなるもの。逆に言えば、関係値が深くなったからこそ、あえてケータイのコミュニケーションは少なくてもいいと思っているのかもしれません。
それでも彼の気持ちが冷めたのかとどうしても心配になったり、気になってしまう人は、早い段階で『あなたは、メールは得意なほう? 苦手なほう?』と聞いておくと気が楽になります。「苦手ならば仕方ない」と思えれば、気持ちを切り替えて自分一人の時間を有意義に過ごせるはずです。
さっきのメール、まずかったかな…… |
返信内容についての不満としては、次のようなものがあります。
「旅行先の写真やペットの写真、甥っ子の写真などを送っても、返信の内容が的外れだったり、素っ気なかったりして、がっかりしてしまう」(27歳・派遣社員)
こちらのケースは、相手を責める前に、自分が送ったメッセージを見直してみましょう。ブログのような一方的な報告だったり、ツイッターのようなつぶやきになっていませんか? 相手が返信に困るのも当然かもしれません。
「大事な用件を送ったときに『OK』などの簡単な返信しかないと、『本当に分かってる? ちゃんと準備してくれてる?』と不安に感じることも。なんだか自分ばかり焦っている気がする」(26歳・アパレル)
こちらの場合も、メッセージによって相手に何らかのアクションを期待しているようです。ならば、「これを見たら○○をやっておいて」などと要求をストレートに伝えるのが良いでしょう。メッセージだけではニュアンスが伝わりにくいことを意識してみて。
このように、顔の見えないやりとりこそ自分本位になっていないか、相手への想像力を持ってやりとりをしてみましょう。
携帯メールは、使い方次第で、素敵なツールになります!
男性同士、女性同士ならば、言語感覚も似ているので、相手の伝えたいことを予想したり、行間を読み取り合ったりすることができるかもしれません。しかし、「男女の感覚の違い」によって、不具合が生じることは多々あります。また性差以前に、相手への思慮不足のコミュニケーションで、つまずいているケースも少なくないかもしれません。
ともあれケータイでのやりとりは、なかなか会えない二人の関係を身近に感じさせてくれるもの。顔が見えないときこそコミュニケーションのとり方を振り返ってみてくださいね。皆さんの気づきになれば、幸いです。
▼男女のデート・結婚での悩みについて考えた記事はこちらです。
男が嫌がる、女の「結婚をほのめかす」態度
デート中に「面倒くさい」と思う彼女の言動
この女とは結婚できない・しないと思う瞬間
デートの食事代、女性はおごられて当然か?