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デートの食事代、女性はおごられて当然か?(3ページ目)

デートの食事代は、女性も男性と変わらない収入を得られるようになったとしたら、女性はおごられて当然なのか?デートの当事者同士では、語りづらい男女のお金の問題に切り込みます!

西郷 理恵子

執筆者:西郷 理恵子

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女性がおごってもらう理由1:自分磨きにお金がかかっている説

日々の努力がなければ美しさは保てない。
日々の努力がなければ美しさは保てない。
●ご意見
おごってもらえる女性は、自分を磨くことにお金をつぎ込んでいるはず。男性はそういう美しい女性と時間を過ごすことや連れて歩くことに満たされている。その代金を支払っているんだから、いいじゃないですか? ただし、おごってもらえる価値がなくなったらおしまい。女だって真剣勝負!努力が必須!(37歳女性)

●私の考察
おごってもらえるか否かで、自分の客観的な価値を試しているので、緊張感と張り合いを持って、男性とのデートに挑む「真剣勝負」という考え方ですね。正直、私自身は、この真剣勝負を40代、50代になっても挑み続けられるか……、全く自信はありません。「美しい女性になるための努力が足りないからだ!」と言われてしまえば、それまでですが、ある時からパタリとおごられなくなった時に、私はそれを現実として受け止められるのか想像すると、恐ろしくなってしまうのです。20代から男性に「割り勘で!」とお願いする方がどうも気が楽だと考えてしまいます。仮に、女性は容姿にお金がかかっているとしても、諸々の「自分磨き」は、デートの相手だけのために投資しているわけではないのでは?

●ご意見
会話や気配りで、男性におごるだけの価値ある女性と思われたい。
会話や気配りで、男性におごるだけの価値ある女性と思われたい。
女性は男性と過ごす時間そのものにお金を払うより、相手を満足させるための自分磨きのために投資するべき。払ってもらうに値する会話や容姿や気配りを提供するべきでは。 男性もお金を出してもらうことよりそういうことを努力してもらった方が一緒に過ごしていて満足できると思う。(22歳女性)

●私の考察
「払ってもらうに値する会話や容姿や気配りを提供する」発想は、銀座のホステスの心構えのようだと感じてしまいました。デートであれば、男性はお客様ではないので、完全に受身になるわけでもなく、女性と同じようにお洒落に気を使い、楽しい会話や気配りを提供しているのでは? 私は、「おごってもらう金額に値する会話や容姿や気配り」が提供できているか気にして、落ち着いて食事ができなくなりそうです……。結局、「割り勘」志向なのは、「自信」がない気持ちの裏返しなのでしょうか?

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