新婚でも危ない!セックスレス前の5つの「レス」
セックスレスで本当にレスになっているものは何でしょうか?
「私たち夫婦は仲は良い方だと思います。しかし、セックスがありません。このままセックスがないと思うと…不安になってしまいます。愛しているならば、セックスがあって良いのではないか?私はどうしたら良いでしょうか?」
愛されていると実感したい気持ちは、私も同じ女性として、とても理解できます。しかし、夫婦関係を改善するにあたり、セックスそのものにフォーカスすればするほど、本質的な問題解決から遠ざかっているように感じてきました。
私たちは、いろいろな数を数えて、自分の状況を観察します。たとえば、
「今月はまだ、一度もベリーダンスのレッスンに行ってないわ!」
「ここ3か月、一枚も新しい服を買っていないわ!」
「今年は、まだ一度も二人で旅行に行ってないわ!」
というように、二人の関係の指標として、セックスの回数を数えることがあるかもしれません。
しかし、夫婦関係においては、むしろ簡単には数を数えられないもの、今まで数を数えたことがなかったものの中に、たくさんのヒントがあると考えています。その中で、今回は5つのレスを挙げて、夫婦を見直すきっかけをご提供します。
夫婦を見直すきっかけ【1】:会話レス
最近、夫とゆっくり話せてないな。
表面的な日常会話はできていても、夫婦のこれからの夢や展望、将来設計に関する話をしたり、二人の価値観を確かめ合ったり、共感し合うような話ができないと、心がギスギスしてしまったり、漠然とした不安を抱えてしまいます。不足した分を、セックスで補おうとしているのかもしれません。
とくに私たち女性は、話を聞いてもらい、相手に共感を得られたと感じることで安心すると言われています。セックスを目指す前に、意識的に会話をする時間を設けて、相互理解する工夫をしてみましょう。
夫婦を見直すきっかけ【2】:信頼関係レス
結局、私はまだ許せていないままだわ。
この状態になると、些細な事で意地悪な罵声を浴びせてしまったり、愛を確かめたくて激しく体を求めたりすることもあります。一見、仲良く過ごしていたり、傷が癒えていないならば、たとえセックスがあっても望ましいものになるかは分かりません。
セックスの前に、わだかまりを解き、もう一度夫婦で正面から向き合えるような関係を目指すことを優先してみましょう。
夫婦を見直すきっかけ【3】:愛情表現レス
あの頃のようにたくさんスキンシップしたいな。
一度、遠ざかってしまったものとの距離を縮めるには、少しずつ段階を経て、丁寧に関係を積み重ねていくことが大切です。ハグやマッサージなどのスキンシップを通して、体で表現することもできますし、相手を労う言葉を掛けたり、気持ちが温かくなるようなメモを残すなど、言葉で伝えることもできます。
夫婦を見直すきっかけ【4】:感謝レス
「ありがとう」の数を増やそう!
最後に「ありがとう」と言ったのはいつだったか?今月は何度「ありがとう」と言ったのか?思い出してみてください。あまり数えたことはないですよね?「夫こそ、全然言ってくれないから、私からは言う必要がない」と言う方もいるかもしれませんが、出し惜しみはナンセンス!もしも、今の状況を変えたかったら、自分の方からだんな様に感謝の気持ちを言葉にして表現してみませんか?
夫婦を見直すきっかけ【5】:健康レス
最近は、かなりストレスを抱えてるのが分かるわ。
しかし実際は、新婚世代の20代、30代で悩んでいる方もけして少なくないことを多くの相談を通して垣間見てきました。その主な原因が、上記の理由による心因性のEDです。
男性の下半身の力は、男としてのプライドや自信に密接に関係しているのです。そのため、男性が「自分はEDである」と認め、治療のために一歩を踏み出すことは、女性の想像以上に大変なことです。今は、だんな様の心と体の健康を支えてあげる時期かもしれません。
以上5つのレスが、セックスレスと深く関わりのあるレス現象です。いかがでしたか?もちろん、すべてがこれらに当てはまるわけではありません。
しかし、ただ単にセックスさえ復活させれば関係が改善される事例はむしろ多くなく、二人の関係性をもっと包括的に見直す必要があると感じてきました。二人の関係性をもっと前向きに進めていくためにもきっと役立つ切り口があると思います。
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