ひどいオトコをこき下ろしてもらう作戦
さぁ、その流れで「世の中に(恋愛的に)ひどい男っているよね~?」と水を向ける。これまで彼女が知り合ってきたひどい男や、過去の恋愛で最悪な体験エピソードを語ってもらうのだ。彼女たちは、基本的に攻撃的な性格。自分の話ではなく、過去の男・周囲の男に対する悪口であれば気兼ねなく、機関銃のようにべらべらと話してくれるはずだ。それをずっとさせておくと、彼女たちの嫌な一面しかみることができない。頃合いを見計らって「じゃあ、逆に幸せだったときってどんな時」と話を振ってみよう。
そうするとそれまでノリノリだった彼女たちが、ふと女の子の顔にもどり、「え~~」なんて言いながら照れつつも、話し出してくれたらしめたものだ。「さみしい時ってどんなとき?」とか「どんなときが気持ちが安らいだ?」というような聞き方もいいだろう。
とにかく、彼女の幸せな恋の話、素敵な思い出を聞き出すよう、持っていこう。最初は攻撃的な話題を振っておいて、そのあとで、女の子トークを引き出す。この順番を間違えないように気をつけよう!
自分の話も交えて、打ち解ける!
ここまで進んで「って、なんで私ばっかりこんな話しなくちゃいけないの?」と我に返ってしまうことがよくある。ここで彼女に、強がる女の仮面をまたかぶってしまわれては元も子もない。そういうときは、「いや、実は俺もね」と過去の恋愛トークを展開しよう。ここで自分がモテた話や、いきがっていた時代の話をしても意味がない。自分が振られてへこんだ時の話、ふとさみしくなる瞬間、彼女が欲しいなという正直な気持ちを、切々と告白する。ここで進んで女々しさを示してあげることで、彼女の心のハードルを下げてあげるのだ。
こうすれば、彼女としてもふたたび女の子の気持ちに戻り、本音を話し始めてくれるはず。こうして、彼女の恋にまつわるうれしい話と悲しい話を聞き出すことが出来れば、彼女は最初とはまったく違う、人間味あふれる表情になっていることだろう。女性の顔が一番きれいに輝く瞬間でもある。
ちなみに、私シオナギも、これまで数々の強がる女性、ツンツンした女性、男性をはねつけたがる女性と接してきた。10代20代の前半は付き合ったりもした。ところが、そんな彼女たちも例外なく、自分の恋の話をしているときは笑顔になるし、優しい表情を見せるのだ。それに実際につきあってみれば、まさにツンデレで、普通の女子以上にチャーミングで、それでいて押しの強さと自信の強さが適度に心地よく、とてもかわいい。ぜひこのアプローチを活用してみてほしい。
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