スイス/スイスの観光

スイスの観光・世界遺産(4ページ目)

スイスの観光と世界遺産をご紹介します。スイスアルプスの名峰めぐり、スイスアルプスハイキング、高山植物めぐりなど、山での過ごし方に加え、町の探索や湖畔での滞在など、スイスを目一杯楽しむ方法をまとめました。また、スイスでは近年新しい場所が世界遺産として続々と認定されています。

和田 憲明

執筆者:和田 憲明

スイスガイド

スイスの世界遺産6
聖ヨハネ・ベネディクト会修道院

今も修道女たちがここで敬虔な生活を送る

今も修道女たちがここで敬虔な生活を送る

スイス東南部、イタリア国境も近いミュスタイアの村にある修道院も、世界遺産に登録されています。8世紀、カール大帝の命により、クール司教によって建てられたこの修道院は、12世紀からは女子修道院となりました。

静かな山間の村にある、小さな修道院が一躍脚光を浴びたのは、壁画の改修工事がきっかけ。当時あった壁画の下から、キリストの生涯を描いたフレスコ画など、さらに古い時代の貴重な壁画が発見されたのです。

 

スイスの世界遺産7
ベリンツォーナ:3つの古城と街を囲む城壁

ベリンツォーナのカステル・グランデ(大城)

ベリンツォーナのカステル・グランデ(大城)

スイス南部、イタリアの国境も近いティチーノ州の州都、ベリンツォーナ。この町にある3つの古城と街を囲む城壁が、アルプスにおける中世の城塞建築のモデルとして、世界遺産に登録されています。

町の中心に位置するのは、3つの古城の代表するカステル・グランデ(大城)。ティチーノの谷を見下ろす岩の上に、その堂々たる姿を見せています。近年の修復工事で、レストランや博物館も完成しました。


スイスの世界遺産8
時計産業都市計画(ラ・ショー・ド・フォン/ル・ロックル)

整然としたロ。ショード・フォンの街並み。画像提供:スイス政府観光局

整然としたラ・ショード・フォンの街並
画像提供:スイス政府観光局

スイス北西部、フランスとの国境に近い町のラ・ショー・ド・フォンとル・ロックル。時計産業のメッカとして知られるこの二つの町は、2009年6月に世界遺産に認定されたばかり。たび重なる大火に見舞われたこの二つの町ですが、時計製造業者のニーズに合わせた周到な都市計画に基づき、19世紀に再建されたのです。

その町並みは、住居と工房が互いにに並び、まるで碁盤の目のよう。時計製造というひとつの産業のために計画され、町を維持、発展させてきた点が、高く評価されました。ラ・ショー・ド・フォンにある国際時計博物館も、一見の価値があります。

 

スイスの世界遺産9
スイス・テクトニック・アリーナ・サルドーナ(グラールス・アルプス)

スイス東部、グラールス・アルプスの地形。地球の誕生を解き明かす鍵となる場所として評価されました。

スイスの世界遺産10
サン・ジョルジオ山(メンドリーズィオ)

スイス南部、イタリアの国境も近い小高い山。ここで発見された貴重な化石群の、学術的な価値が注目を集めました。
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