デートよりも女友達との飲みを選んでしまう理由とは?
「塩を肴にビールを飲むのも好きですね」と鬼奴さん。お酒は、大人の女性のたしなみです。が、アテのチョイスが渋いです! |
山口:具体的にはどういうことですか?
鬼奴:たとえば、夜の仕事が早めに終わったとき。飲み、デート、買い物……って、いろいろな選択肢があるけれど、私の場合は「せっかくだから、気のおけない友達と飲みに行きたいな」って思うことが多いんです。
山口:パチンコはひとりの休憩時間に行けばいい、と。
鬼奴:いえ、パチンコにはいつでも行きたいんですけどね(笑)。とにかく、体が元気で自由に使える時間が毎晩あれば、「今日はデートで、今日は合コン」ってなるのかもしれないけれど、実際に30歳を過ぎて朝からキッチリ働いていると、そうもいかない。であれば、限られた時間をムダにしたくないというか、会いたい人に会いたいというか。
「この前、オカマにもみくちゃにされました(笑)」
「本来、こんなに働き者ではなかったはずなんですけどね。それなのに、楽しいのが不思議なんですよね」 |
鬼奴:だから、たとえばその友達が「会って欲しい人がいるんだけど」などと、知らない男子を連れてこようとするもんなら、私は「えー、今回は遠慮しとくよ」ってなるんですよ。せっかくの時間に気を遣わなくちゃいけなくなるなんて、もったいない。私は友達とだけ会いたいのにな、と。
山口:あー、それが新しい出会いを逃すパターンなんですねー。恋愛の優先順位が低い、という。
鬼奴:でも、そういうことって、ありませんか?「5000円払って合コンに行って疲れるくらいなら、女友達とゴハン食べたいな」とか「寄り道して時間をつぶすよりも、早く家に帰ってゆっくりお風呂に入ろう」とか。それと同じ感覚だと思うんですけどね。
山口:んー、たしかにちょっとリアルかも。
鬼奴:で、そんな生活をしていたら、男子からはモテなくても女子、もしくはオカマのみなさんには好意的に受け入れられだしたのが不思議ですね。私、二丁目では、そこそこモテるんですよ。この前なんか、オカマたちにもみくちゃにされてしまって(笑)
山口:あははは、「もみくちゃ」って! では、鬼奴さんはスタンダードな“モテ”とは縁遠い毎日を送っているのに、今、すごく楽しそうなのはなぜ?