今、人気なのは自衛隊員!

山口佐知子さん、水原恵理アナウンサー

(C)テレビ東京

水原さん(以下、水) 前編はどんどんバリエーションが増えている婚活パーティの現状についてお聞きしました。では、その中でも特に人気なのは、どんなパーティなんですか?

山口さん(以下、山) 私がこれまでに参加した30以上のパーティの中で、特に盛況だったのが「自衛隊合コン」。私が潜入した時は、航空自衛隊・入間基地で働く20~40代の男性110人と、一般女性100人が参加していました。参加費は男性5000円、女性は3500円。女性はそのほかに会員費が必要で、しかも25歳以下は1050円/月、30歳以上は3050円/月と、年齢別に費用に差があるんです。

 うわぁ~。それはシビアな現実を見せられた気分ですね(苦笑)。

 そうなんです。それでも女性の応募が殺到していて、200人のキャンセル待ちだと言われました。これは現在も変わらないとか。どんな婚活の場でも女性のほうが積極的で、しかも余っているんですよ。
「自衛隊合コン」がここまで人気なのは、日本の不安定な経済事情が反映された結果のようですね。別の取材で「全国仲人連合会」に話を聞いたところ、「今はとにかく“経済的安定”が求められる時代。公務員人気は一般企業の3倍以上」と言われました。「定年まで職場がなくなる心配がない」というのがその理由です。自衛隊員は公務員であり、訓練でひと通りの家事能力も身につけています。それも人気の理由のひとつです。

自衛隊合コン

今かなり人気だという「自衛隊合コン」 (C)sachiko yamagcuhi

 結婚しても働く女性が多い今の時代においては“夫の鑑”みたいな存在なんですね。

 その通り。少し前まではIT系やベンチャー系で野心的に稼いでいく男性が人気でしたが、今は一にも二にも安定。「冒険せず、家族を大切にする男性」がトレンドなんです。

親が考える理想の嫁像とは?

 親御さんの立場でも、そのトレンドは変わらないんでしょうか。

 「娘には経済的に安定した男性に嫁いでほしい」という希望は強いようです。親が自分の子どもの写真付きエントリーシートを持参して、子どものためにはよき配偶者を、自分たちのためにはよき親戚を選ぶという「親同士の代理お見合い」(参加費1万5000円)を取材したことがあるんですが、人気はやはり公務員でした。ちなみに、息子を持つ母親に「理想の嫁の条件」を聞いて回ったところ、「1位 地味な女性 2位 清楚な女性 3位 健康な女性」という結果に。私はネイルをしていたんですが「そんなに派手にしてたら気に入られないわよ」と言われちゃいました(苦笑)。親にとっては美人かどうかなんて全然重要なポイントじゃなくて、「息子を困らせない地味なお嫁さんが一番」なんですよ。