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パートナー選びは要注意!?DV度チェック(2ページ目)

近頃DV(ドメスティックバイオレンス)の話題が再燃しているようです。事前にパートナーのDVポテンシャルを察知するにはどうすれば良いのでしょうか?

永瀬 久嗣

執筆者:永瀬 久嗣

恋愛ガイド

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DVという言葉の意味

DVとは、1970年代から欧米で使用され始めた言葉で、夫や恋人などの親密なパートナーから、女性が受ける身体的・性的虐待を指していました。

ところが、21世紀の今、DVの被害者は、女性に限らず、男性が暴力の被害に合うケースも増えているようです。昨今の男女のパワー格差を考えれば、この傾向はますます高まると思われます。

それはともかくも、DVには、米国の心理学者によれば、一定のサイクル(「暴力のサイクル理論」)があり、たいていの場合、同様のパターンを繰り返すと考えられています。

「ストレス蓄積期」においては、言葉の暴力でパートナー間の緊張が徐々に蓄積し、それが実際に、肉体的・性的暴力へと発現する「暴力爆発期」へ進み、しばらく過ぎると「俺(わたし)が悪かった!もうしないから、許して」の「ハネムーン期」が訪れます。

この最後の「ハネムーン期」が来るおかげで、多くの被害者は、なかなか、DVから抜け出せない訳です。

DVの原因

さて、それでは、このDVの原因は、一体何でしょうか?

DVは、多くの場合、加害者の家庭環境により生み出された心理的状態により引き起こされ事が多いと言われています。(もちろん例外もあります)

彼らによく見られる養育歴としては、母親が父親から、理不尽に、暴力を振るわれていたり、自分自身が、理不尽に、親から暴力を振るわれたりしていたことです。

そういった経験を持つ彼らのこころの中では、親からの愛情により生み出される安心感が育まれず、常に孤独を感じるようになります。そうした孤独感により、他者からかまってもらいたいという気持が高じ、それが異常な形で表現されると、暴力という行為に発展します。

さて、ここで、注目しなくてはならない統計的事実として、こうした家庭環境で育った男性は、DVの加害者となりやすく、一方、女性は、逆に被害者となりやすいという調査報告がなされていることです。

つまり、DVは、どこかで断ち切らない限り、世代間で伝わる可能性があるということです。
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