グチをこぼし合える友だちの大切さ
楽しく気持ちをシェアできる友達は大切 |
グチというとネガティブなイメージで捉えられがちですが、実はとても大事なこと。不満がたまって出てくるのがグチですから、それを上手く心の中から吐き出してあげないと、どんどん蓄積して重くなってきますし、ストレスにもなってしまいます。
グチは埃のようなものと考えてみてください。最初は目に見えないくらいのチリや埃でも、放っておくと大きい綿ぼこりになってしまいますよね。それと同じです。うっすら積もった段階でお掃除しておけば、大きな塊にはならない。グチも小さいうちから小出しにこぼしていれば、気づかないうちに大きな不満の塊になるということは避けられるのです。
もう1つ大切なのが、そのフィーリングをシェアできる友達同士でこぼし合えること。人は、他者と何かを同調し合えるのは、心地よいものなんですね。中国系のご主人を持つ奥様ならではの心情を、多くを語らなくても理解してもらえ、悩みをシェアできる時間・空間を共有できる友人がいることは、とても大切なことなのです。
そういう場でのグチは、悪い方向には行かないもの。そもそも皆さん、ご主人やそのご家族を大切に思っている方たちだからこそ、愛着をもって「チャイ妻」と名乗っている訳で……。
グチを言って、気持ちを分かってもらって、「ウチも!」「私も!」という言葉を聞いて、「1人じゃないんだ」と感じ、励みにもなり、スッキリして、パワーをもらって……、そしてまた家に帰ったら夫や家族のために頑張ろうと思える……。そんな会なのだと思います。
何かをシェアできる友達
日本で生活している時は、同僚や同期、同級生や同郷の友人など、共通項を持った友人は探しやすいものです。しかし、海外に行ってしまうと……。それも、結婚などで突然外国に(または、日本に)住むことになった人にとっては、ゼロから探し始めなければなりません。まずはそんな人が身近にいるかどうかから、探し始めてみてはいかがでしょうか? 今悩みがなくても、気持ちをシェアできる人がそばにいるだけで心強いものですし、外国での生活に違った楽しさが加わるかもしれません。
また、最初からグチを言える訳ではありませんから、友達関係・信頼関係をつくる時間も考えておくといいですね。
地域によっては日本人が少ない場所もありますから、下のようにだんだん共通項の間口を広げて考えていくことも必要かもしれません。同世代がいなくても、素晴らしい先輩方に出会えることもありますよ。
・外国に住んでいる同世代の国際結婚している日本人
(こういう人が見つかったらベスト!)
↓
・外国に住んでいる国際結婚している日本人
↓
・外国に住んでいる日本人
実は私も、スイス大使館でのイベントで、そんなシェア体験をしたことがあります。日本では初めての経験でしたけど、楽しかったですね~♪
下の記事に詳しく書いてありますので、ぜひご覧ください。
「スイス大使館のクリスマス・パーティー」
シェアフレンドをつくる注意点は……?