移民の国カナダでは……

さまざまな顔がいるカナダの社会
2010年2月、冬季オリンピック観戦のために、私たち夫婦はバンクーバーに長期滞在し、久しぶりにマルチ・カルチュラル(多文化)な雰囲気を味わいました。

そう、カナダは多くの移民で形成される多文化主義の国。“人種のモザイク”と表現されるその社会は、さまざまな国から来た人々が、そのバックグラウンドであるそれぞれの文化やカラーを、尊重しキープしながら、カナダという1つの国家を形づくっている様子を表わしています。

今回もそんなシーンをたくさん見ました。
特に最終日。国技であるアイスホッケー(男子)が、延長戦の末、劇的サドンデス・ゴールで優勝した後、バンクーバーのダウンタウンはまさに多文化の渦。
私もこの渦の中に飛び込みました~♪
「カナダ~!!」と叫んで喜びを爆発させている人たちの中には、アジア系、インド系、中東系、アフリカ系など本当にいろいろな人たちがいて、国旗を振ったりハイタッチし合ったりして、カナダの優勝を喜んでいるのです。そこに自分が入っていっても全く違和感がない……。

そんな多文化国家のカナダですから、国際結婚カップルも実にさまざまな組み合わせがあります。私たちのように、スイス人×日本人という移民同士のカップルも少なくありません。
また、家族のバックグラウンドによって、同じカナダ人×日本人のカップルでも、まったく違うライフスタイルになるケースも……。

やはり国際結婚している現地の友人からは、こんな話を聞きました。

チャイ妻の会!?

彼女のご主人は台湾出身。私たちと同じように、移民同士というカップルです。その友人が時々参加しているグループに「チャイ妻の会」というのがあるそう!? ユーモラスな名前に思わず笑ってしまいましたが、ご主人が中国系カナダ人の奥様たちの会だそうです。だから「チャイ妻=チャイニーズ・カナディアンの妻」なのですって。

一般的に、中国系カナダ人のご家族は、人数が多く、結束が強く、目上の人を大切にします。別々に住んでいても、週末は必ず全員集まり、ご両親やお祖父さんお祖母さんを囲んで飲茶をするなどの習慣も失われていません。

家族が全員集まると、言葉が中国語になりますし、中国の慣習やしきたりもその場では生きてきます。場所はカナダといえども、中国にいるのと同じ。ご主人と2人の時は感じなくても、この状況下ではカルチャーギャップをしばしば感じてしまいそう……。

そんな戸惑いや不安・不満をさらけ出し、中国系の妻ならではの問題をシェアできるのが「チャイ妻の会」なのでしょう。


この会のいいところは……