国際結婚/国際結婚アーカイブ

バンクーバー五輪、開会式と夫婦のウラ話(3ページ目)

バンクーバー冬季五輪を、私たちは現地に長期滞在して観戦しました。そこにはある「約束」があったから。最初に見た開会式のウラ側をご紹介するとともに、国際結婚夫婦ならではのウラ話もこっそりお伝えします。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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まず太鼓の練習から

会場の照明が落ちて、観客へのリハーサルの始まりです。ステージ上にMCが2人登場。1人はCTV(カナダのテレビ局)でおなじみのお天気キャスターの女性でした。実際のレクチャーは、会場担当の女性が行ない、大スクリーンにも彼女が映し出されます。

そして、客席の各セクションには会場担当の人たちがいて、近くで教えてくれます。真ん中に立って、手を広げている人がそう。みんな白いセーターに赤いニットキャップで、フレンドリーな感じを出しています。

まずは太鼓を両手で持って立ち上がる、最初のカウントダウンの練習。会場が10パートに分けられ、カウントダウンの声とともに「10」番から順に立ち上がっていくのです。私たちは「9」でした。

本番では会場全体が暗くなり、カウントダウンとともに、立ち上がる客席がその数字でライトアップされるという演出でした。数字は分かりやすかったけど、私たちが立ち上がっているのは、いまいち見えにくかったみたい……。


次に叩き方の練習です。写真のように、箱の底の穴に指を入れて持ち、バチで叩きます。叩くリズムだけでなく、太鼓をまわすなど多少の動きもあるので、みんな一生懸命。そして楽しそう♪

ライトはちょっと難しい

次はカラーライト。これはちょっと複雑でした。スクリーンの下側に番号が表示されるので、自分の番号のときに間違わずに点灯しなければなりません。正確に言うと、ライトはつけっぱなしで、自分の番号が消えたときに、ライトの光を手で覆って暗くするのです。隣の人でも番号が違う可能性があるので、真似するわけにはいきません。あくまでも自分の判断で。

でも、みんな揃うと、ご覧の通りとてもきれいで、練習中でも会場からため息がもれるほどでした。

次はキャンドルライト。上の写真との微妙な色の違いが分かるでしょうか?
こちらのほうが難しい演出だったで、本番ではほとんど成功しませんでした(泣)。それでもきれいだったから、結果オーライです!

大変なのは、開会式の内容を知らないで、太鼓やライトの練習をしているから。プログラムが極秘のため、この曲でライトを使う……というようなレクチャーができないのです。本番では、けっこう慌てました。

最後の仕上げは、白いポンチョです。これを着ると、会場全体がさらに白く統一されます。この変化も感動的でした!





あとは私たちも静かに「その時」を待ちます。10分前から、会場のスクリーンがカウントダウン時計に変わりました。開会式スタートまで、あと3分!!






そして、開会式が始まりました!
冒頭でバンクーバーを紹介する映像が流れると、住んでいた頃のことを思い出し、ブワ~ッと涙が……。それは、今回長期でバンクーバーに来た理由にも関係あるのです。


そこには、こんなウラ話が……


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