2008年から、実在の国際結婚カップル=スコットさん&直美さんに密着取材させていただいているリアルレポート。その第25話です。
今までのお話は
第1話 「運命? 偶然? 初めての逆ナンパの出会い」 から
第23話 「アメリカでの披露宴[3] ファッション拝見!」
までをご覧ください。
赤ちゃん誕生までの様子は、先に
第24話 「赤ちゃんがやってきた[1] 臨月に引越し!?」
をどうぞ!
陣痛が! そこで夫が始めたことは……
三脚の具合いを確かめて…… |
やっと陣痛がきたのが、9月16日の朝。スコットさんの出勤後に10分間隔となり、連絡を受けて、スコットさんは急遽帰宅。出産に立ち会いたいからと申し出で、上司の許可は既にとってあったのです。そして直美さんのお母さんも来てくれました。
ここでスコットさんが、まず行なったことは……
なんと、大きなおにぎりを作り始めたのですって!! もちろん梅干し入り!(→おじいさんの梅干し) 5~6個作って、「よーし、これでがんばれる!」と満足そう。おにぎりで事態に備えるなんて、スコットさん、本当に日本人の心を持ってます♪
次に準備したのは三脚です。後述しますが、今回、ある理由から、病院に入れる人が家族1人だけと限られていたのです。そこでスコットさんがいろいろ準備をしていたというわけ。三脚も、いざ産まれるとなったら、落ち着いてカメラで撮っていられるか分からなかったので、持って行って設置しようと考えたのだそうです。
いざ、病院へ
家を出る前の「母」の姿 |
間隔が5~6分になり、痛みが強くなってきたお昼頃、いよいよ病院に行くことに……。お母さんに見送られ、家を後にしますが、この時お母さんは「ああ、この後が大変だろうなあ……」と思っていたそうです。なぜなら、お母さんも直美さんご兄弟を産むとき、難産だったから。ご自分と体型が似ている直美さんを見て、きっとお産も同じだろうと思っていたそうです。
はたして……
新型インフルエンザの思わぬ影響
お2人は午後2時頃病院に着いて、入院の説明を受け、分娩室前の準備室で待機することに。実はこの時期、日本中で新型インフルエンザが流行の兆しを見せており、病院では厳戒態勢がしかれていました。分娩の日も、病院内に入れるのは家族1人だけ。だから、お母さんがつきそうことは許されなかったのです。この態勢は、赤ちゃんが生まれた後までずっと続きました。
そして、病院での状態は……?