国際結婚/国際結婚アーカイブ

交際発覚! きっかけは姪っ子のおしゃべり(2ページ目)

おつきあいが始まり、徐々に親密さを増す直美さんとスコットさん。でも、なかなかお父さんに話すきっかけがつかめません。ところが、ある日、ヒョンなことから家族全員にバレてしまうことに……!?

執筆者:シャウウェッカー 光代

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「ナオミを嫌いな人はいなかった」

ガイドはスコットさんにも、この頃の感情を聞いてみました。彼は、こちらも恥ずかしくなってしまうくらい、かなり照れていて、「I don't remember well.(よく覚えていないなぁ)」と言いながらも、1つだけしっかり答えてくれたことは……
「ナオミは誰からも好かれていて、まわりの人で彼女のことを悪く言う人は1人もいなかった。僕の友達ともすぐ仲良くなってしまって、男女問わず、みんな彼女のことを好きになっちゃうんだ」

同姓から好かれる人というのは、やはりかなりポイント高いですよね。直美さんの場合は、本当に老若男女問わず誰からもだったみたい。ガイドもその1人ですが……。

日本的なモラルとの相違

彼女が帰ってしまった後の寂しさを、スコットさんは1人の部屋で感じていたのでしょうね
やがて、彼のアパートにも行き来するようになり、帰りが遅くなってしまうことも増えてきました。時には泊まっていくこともありましたが、翌日仕事がある時は、必ず早朝一度自宅に戻り、準備を整えてから出勤していたという直美さん。スコットさんには「なんで帰るの?」と何度も聞かれたそうですが、彼女は絶対にそうしていたそうです。

この頃、「もう一緒に住もうよ」という話も出ていたそうですが、そこまでは踏み切れなかった……。やはりそれは文化の違いなのでしょう。

日本では、未婚の男女の同棲は、まだモラル的には公然と認められていない感があります。大都会でならまだしも、直美さんは地方都市に住み、ご家族と同居している身。それにお仕事柄、市内にたくさんのお得意さんもいらっしゃるので、同棲しているところなどを見られたら眉をしかめる年長の方もいらっしゃるかもしれません。

ただし、結婚がはっきり決まってからなら一緒に住んでもいいというような、暗黙の了解みたいなものもありますよね。

対して欧米では、結婚前に同棲するカップルが多いですが、それは婚約してからでなくその前に、つまり相手と結婚してもうまくやっていけるかどうか確認するために一緒に住むのです。だから“婚約前”に同棲するのがふつうなんですね。この辺の感覚の食い違いが、やはり国際カップルには出てくるようです。

次ページでは、家族にバレた意外なきっかけが……

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