「やってみたら?」
伊達さんの現役復帰の決定打となったのは、クルム氏の「やってみたら」の一言でした。(日刊スポーツ)伊達さんは、シュテフィ・グラフやマルチナ・ナブラチロワと対戦した3月のエキシビション大会への出場が決まってからは、毎朝6時に起きてトレーニングに励んでいたそうです。「もう1回、チャレンジしたいという気持ちが強いようだったので、『じゃあ、やってみれば』と勧めた」とクルム氏。(MSN産経ニュース)
実はクルム氏自身も、昨年、国内最高峰のフォーミュラ・ニッポンに5年ぶりに復帰していました。それがどんなに大変なことなのかは、こちらのページを見ていただければ分かります。
▼フォーミュラ・ニッポン オフィシャルサイト
「ALL DRIVERS INTERVIEW」 ミハエル・クルム
ブランクを乗り越えて再びチャレンジしていく姿に、伊達さんも刺激されたみたいですね。ご自身のブログでも復帰の理由を3つ挙げ、プラス「Michaelからのプッシュも大きい」と書かれています。
「キミコの活躍は励みになる」
カンガルー杯国際女子オープンテニスと日程が重なった富士スピードウェイでのレースに出場中のクルム氏が、伊達選手の快進撃の様子を聞いたときの言葉。ご自身の予選での成績はあまりよくなかったようですが、「キミコの活躍は励みになる。あきらめずに頑張る」と言って、決勝への意欲を新たにしていたそうです。(サンスポ)その後も伊達さんから直接、携帯電話で勝利の報告を受けると、「今日も勝ったんだ。僕のモチベーションも上がる」。
刺激し合っているカップルなんですね~。
「とても誇りに思います。彼女を尊敬します」
シングルス準優勝、ダブルスで優勝という結果についての感想を求められたときの言葉。「12年ぶりのカムバックでこのような結果を残すことができたのは、公子が何事にも真面目だから。(中略) 毎日、本番のようにトレーニングをしていました。彼女を動かしているのは、メンタルの強さ。彼女を尊敬します。僕も負けないように頑張らなくては」(毎日jp)
奥さんに対して“誇りに思う”とか“尊敬する”という言葉は、男の人にとって、言えそうでなかなか言えない言葉だと思いますが、いかがでしょう? サラッと言えてしまうクルムさんって、すごい!?
ユーモアを交え、ツボも押さえたこの一言……