国際結婚が増えましたね~と言われるようになってから久しいですが、では実際に国際結婚カップルの割合はどのくらいなのでしょうか?
このところ、メディアで取り上げられる時は、たいてい“20組に1組は国際結婚”と紹介されています。ところが、最新データで計算すると……
ここでクイズです!
国際結婚クイズ その1
国際結婚カップル、20組に1組より「多い」と思いますか? 「少ない」と思いますか?
国際結婚の婚姻数は、厚生労働省が行なっている「人口動態調査」で分かります。人口動態調査は、役所に届け出られた出生、死亡、婚姻、離婚などの数をまとめた統計結果で、月報で概数が公表になり、年に1回、年報で前年の確定数が発表されます。
このなかの婚姻に関するデータは、「夫妻とも日本」と「夫妻の一方が外国」(さらに「夫日本・妻外国」「妻日本・夫外国」に分かれる)とに分けられていますので、ここで全婚姻件数に占める国際結婚カップルの割合が分かるのです。
下のグラフは、1981年から2006年までの総婚姻数と国際結婚数を表したもの。年号の右の数字が国際結婚の割合(%)です。総婚姻数は増えたり減ったりを繰り返していますが、国際結婚数は、一時落ち込みはあるものの、順調に増え続けていますよね。
このグラフによると、最新の平成18年(2006年)のデータでは、「夫妻の一方が外国人」というカップルは6.1%。計算すると、16.4組に1組は国際結婚ということになります! 2004年の段階で、もう“20組に1組”よりは多くなっていたんですね。みなさんの推測は当たりましたか?
では、ここで次のクイズです。
国際結婚クイズ その2
外国人と結婚するのは男性、女性、どっちが多い?
A: 男女半々(同数)くらい
B: 女性のほうが2倍くらい多い
C: 男性のほうが2倍くらい多い
D: 女性のほうが圧倒的に多い
E: 男性のほうが圧倒的に多い
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