気になる行為はパートナーから言ってもらう
そうはいっても「冷蔵庫の物を勝手に食べちゃう義妹家族」や「私たちの物を壊しても謝らない義兄って……」のような親戚は困りもの。
特に、前者の義妹家族ように、ぜひやめてもらいたい行為は、パートナーからそれとなく言ってもらうのがいいでしょう。
パートナーも言いにくいとは思うのですが、あなたの気持ちを正直に告げ、自分たちで使う予定だった食品が知らない間になくなるのは本当に困るので、必ず一言、食べていいかどうか聞いてほしいと、それだけは伝えてもらいましょう。
角が立ちそうな相手だったら、“パートナーの意見”として言ってもらうのが、いちばん無難。たとえば、この記事のケースだったら「知らない間に冷蔵庫から食材がなくなって、妻が困っていたから、今度から食べる前に一言聞いてみて」みたいに……。
親戚の子供たちが家じゅう走り回り、勝手に自分たちの寝室にまで入って遊んでいるのがすごく嫌、と言っていた方もいます。
この場合は、入ってほしくない部屋のドアを全部閉めておき、「子供たちが勝手に入ると危ない物がある部屋は閉めておいたので、そこには入れさせないでくださいね」と2人で言ってみてはどうでしょう。子供が入れない部屋に入る親もいないでしょうから、親戚の人が入るのも自然に防げることになりますね。
パートナーには不満を分かっていてもらう
しかし、後者の義兄のようなケースは、さすがにご主人もお兄さんには言いづらいものがあるだろうと思います。これは相手が義姉でも義理の両親でも同じ。年上の人には、なかなか言いにくいものなのです。相手も年下から言われたくない、というようなプライドがあるでしょうしね。
それに、年長者というのは、得てして自分の行動パターンを変えにくいもの。お2人が一生懸命話したとしても、その行為を変えてくれるかどうかは分かりません。
この場合は、言わずにガマンしておくのが得策かも……。
ただ、感情はおさまりませんよね。
だから、せめてパートナーには、あなたの気持ちを伝えて、理解しておいてもらいましょう。くれぐれも感情的な「文句」にならないように、切々と訴えるように話すのがコツ。日本ではこういうことはないので私は戸惑う、できればしてほしくないけどそれは仕方がない、でもあなただけは私の気持ちを分かっていてね、というように。最も身近にいるパートナーがあなたの不満を分かってくれているだけで、気分はかなり違うものです。
あなたが調整役にならなければならない場合も……