国際結婚/国際結婚アーカイブ

現代アート好き外国人にお薦めの里山芸術祭(3ページ目)

この夏、新潟県で「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006」というイベントが行われています。里山とアートが調和した作品の数々は、現代アートが好きな外国の方々に喜ばれそうな気がするのですが……

執筆者:シャウウェッカー 光代

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もう1つのセンター、松代エリア


■まつだい雪国農耕文化村センター『農舞台』
松代エリア 作品No.234 MVRDV
松代エリアの中心となっているのが『農舞台』。文字に注目。「能」ではなく「農」なのです。柱を1本も使わない建築になっており、周囲にもアート作品が多数置かれています。 『農舞台』の建物内には、この地域独特の山菜料理が食べられるレストランや、妻有の特産品やトリエンナーレ・グッズを扱うショップがあります。トイレのトリックは必見ですよ! また周辺の棚田・森・山にもアートが散りばめられ、フィールド・ミュージアムのようになっています。 ■『土の音』 松代エリア 作品No.253 渡辺泰幸 『農舞台』のすぐ横にある作品。展示してある陶器は、自由に叩いていいのです。厚さや穴の形状で違ってくる音色を楽しんで! ■『かまぼこ型倉庫プロジェクト』 松代エリア 作品No.250 小沢剛 豪雪地帯特有の「かまぼこ型倉庫」を作品にしたもの。同じく『農舞台』横にあります。 最も大きい倉庫の内部には、松代エリアの全かまぼこ型倉庫の写真が展示。あとのものは、地元の人に倉庫として貸し出しているんですって。最小のものは、ちょうど猫が入るくらいのサイズ。

里山アートの真骨頂!

■『棚田』 松代エリア 作品No.249 イリヤ&エミリヤ・カバロフ 『農舞台』から眺められる作品。オブジェは棚田で働く人々をかたどっています。文字は手前に設置されていて、ある地点に行くと、ちょうどオブジェと重なって見えるように。これで完成作品となるのです。 この作品は2000年の第1回展からの恒久作品で、製作された当時、棚田のオーナーの男性は、高齢のため、もう農業をやめようと思っていたのだそう。ところが、この田んぼが作品として残されることになったため、ご自身も農業を続けることを決意。それから6年たちますが、今年も草を刈るお元気な姿が見られました。 アートトリエンナーレは、このように地域の人たちと密着して、営まれているのだそうです。 → 古民家や廃校を利用した驚きのアート作品は、次ページへ


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