スムーズに免許が切り替えられ、すぐにも るんるんドライブができると思っていたのに…… |
夫が運転免許を日本の免許証に切り替えることになり、手続きについて調べ始めました。そして必要書類を準備して、ある日、運転免許センターに向かったのです。
事前の準備はぬかりなかったはずなので、すんなり切り替えられると思っていたのですが、現実は甘くはなかった……。そこには、とんだ盲点があったのです。
カナダの運転免許証を日本の免許証に切り替える
日本に来て数カ月が過ぎ、私たちのライフスタイルにも車が必要になってきました。そこで、夫の国際免許証の有効期限が切れるのを機に、日本の運転免許証に切り替えることに……。夫が運転免許を取ったのはカナダ。カナダは「筆記・実技試験が免除される国」に入っていますから、手続きはそう面倒ではないはずです。まずは、日本自動車連盟(JAF)に電話して、カナダの運転免許証の翻訳を依頼しました。申請には、直接窓口に行くのと現金書留で郵送する方法がありますが、後者を選択。JAFのホームページからダウンロードした翻訳文発行申請書、カナダの運転免許証のコピー、それに申請手数料3,000円に返送料290円をプラスして、県内のJAFに送りました。同時に英語版の「交通の教則」も注文。1冊1,000円(消費税込・送料別)でした。
翻訳文が届くまでの間に、写真撮影も完了。たしか1週間ちょっとで翻訳文が返送されてきたと思います。あとは、必要書類を持って、いざ運転免許センターへ! 書類提出と適性試験だけでカンタンに切り替えられるはずだったのですが、思わぬところで引っかかってしまいました。
私たちのカナダ居住が証明できない!?
私たちは必要書類を全部持って、ちょっとドキドキしながら、窓口に行きました。そうそう、どこの運転免許センターに行くにしても、事前に電話で、日本の免許に切り替えるための手続きと受付時間について確認しておいたほうがいいですね。受付時間が非常に限られている場合もありますから。外国人が多く住んでいる地域の人は、混み合うことが予想されますので、早めに行ったほうがいいかもしれません。窓口で担当の男性に書類を渡し、ここは難なくパスするはずだったのに、とどこおってしまう要因となった項目があったのです。それは……
「外国の運転免許証を取得した日から通算で3カ月以上、その国に滞在したことが証明できること」
なぜこんなところで引っかかってしまったかというと……
パスポートのスタンプが!
迂闊だったのですが、私たちはパスポートを持っていったので、そこに押されている出入国スタンプで、当時のカナダ在住が証明できると思っていたのです。疑いもしなかった……。ゆえに、心配もしていなかった……。だから、事前のチェックもしていませんでした。しかーし! ダメだったんですよね~(泣)
いえいえ、パスポートのスタンプでは証明にならないということではないのです。彼が免許を取った後、3カ月以上カナダに住んでいたことが証明できるスタンプがないと言われてしまったのです。
「通算で3カ月以上」とはあるけれど、離れすぎていてもいけないらしい。1年以上後のスタンプはあったのですが、それではダメですと言われてしまいました。たしかに、その時期、あまりカナダ国外には出ていませんでしたし、しばらく日本に帰ってもいなかった……。でも、スイスには行っていたんですよ。ところが、ここに盲点があったのです。