結婚したら国籍はどうなるの? 日本人ではなくなる?
結婚が決まって幸せいっぱい。でも、次から次へとギモンが…… |
国際結婚したら、女性は相手の国籍になると思っている人が、案外多いみたいですね。
違うんですよ~。国際結婚しても、国籍は日本のままです。
例外もありますが、国際結婚しただけで日本人が日本国籍を失うことはありませんし、外国人配偶者が自動的に日本国籍を取得することもありません。
ですから、娘さんに外国人の恋人がいて、将来結婚したら日本の国籍がなくなっちゃうのではないかと心配しているお父さん・お母さん、どうぞご安心を!
■下の記事に、さらに詳しく書かれています。
国際結婚の諸手続き【9】 「国籍の選択」
では、子供の国籍は?
親たちが国際結婚しただけでは国籍が変わらないのに対して、国際結婚カップルの子供たちは、生まれながらにして重国籍をもつことが多いのです。
これは主に親の国の国籍法が関わってくるのですが、ほとんどの場合、両親の国の国籍をもつことになります。
また、アメリカなど生地主義の国で生まれた場合、両親のどちらかがアメリカ人でなくても、アメリカ国籍を取得することができます。
で、一生2つか3つの国籍を持ち続けられるかというと、そうではありません。
なぜなら、現在の日本の国籍法では、1つの国籍をもつことしか認めていないから。国際結婚の子供たちは、22歳までに国籍の選択をしなければならないのです。このとき、子供が配偶者の外国籍を選べば、その段階で日本国籍は失われます。
しかしながら、せめて両親の国籍はもたせたい、子供が大きくなる頃までに国籍法が改定になれば……と思っている親は多いようですよ。
■下の記事に、さらに詳しい情報が出ています。
国際結婚の諸手続き【11】 「子供の国籍」
国際結婚の諸手続き【12】 「出生届けと子供の戸籍」