思った時すぐ相手に伝えよう
外国人は思ったことを何でも言葉にして相手に伝える……というようなことを聞くと、ステレオタイプの人はすぐ「ああ、国際結婚カップルって、やっぱり毎日“I love you”って言ってるんだろうな」と思ってしまうようです。
でも、実際はどうなのでしょう?
もちろんそういうご夫婦もいますけど、全体的にみると、意外に言ってないのでは? 日本と同じような文化をもつアジアの国ご出身のパートナーもいますから、国際カップルのみんながみんな、毎日“I love you”を連発しているわけではないだろうと思うのです。
実は我が家も同じ。夫はヨーロッパ人ですが、そのような言葉はあまり口にしません。私も言わないし……。
我が家でいちばん多く使われている言葉は、おそらく「ありがとう」だと思います。
具体的な彼の行動に対してもそうですし、特に何かしてもらった時ではなくても、そう感じたときは、すぐ言葉にして伝えるようにしています。
何気ない日常のなかで、ふと相手に対する感謝の気持ちがわいてくる時ってありますよね? 「こんなワガママな私に、よく愛想をつかさないで一緒にいてくれるなあ」なんて、妙に殊勝な気持ちになることも……。
そんな時、たとえ唐突でも、私は必ず「ありがとう」を口に出して伝えています。
この「思った時すぐ」というのは大事みたいですよ。
「何の脈絡もなく、突然こんなことを言ったら変かなあ……」などと躊躇してはいけません。言わなければ、アナタの感謝の気持ちは相手には伝わりません。自分の気持ちに変にブレーキをかけないで、感じたままを素直に言葉にして、パートナーに伝えてみましょう。
→次ページでは、相手から「ありがとう」と言われるコツをご紹介