「自慢」の微妙なニュアンス
「国際結婚は普通の結婚と同じ」と感じている人は多いのだが…… |
まあ今に始まったことではありませんが、取り上げ方は確実に以前とは変わってきているように感じます。
前は、一部の特別な人がするものという感がありましたが、今ではもっと身近なものとして捉えていますよね。これだけ国際カップルが増えていますので、当然といえば当然かもしれませんが……。
なかには「運命の人は海の向こうにいるかも……!?」とサジェストする記事もあるくらい……。
さーて、そんなメディアの動きとは裏腹に、時折聞かれるのが「自慢そう」の声。直接この言葉でなくても、言下にこのニュアンスを含んだ言い回しで、やんわり(&チクリ?)と表現されていることもあります。
私の友人などは「国際結婚って、何よ偉そうに」という言葉を投げかけられたこともあります。
そうなのでしょうか? 国際結婚している人って、偉そうに自慢しているのでしょうか?
たしかに自慢している人もいます。否定はしません。
自慢に思うこと自体は、全然悪いことではないと思うのです。「私たち夫婦は仲がいいのが自慢なのよ~」というカップルは、国際結婚でなくてもたくさんいらっしゃいますからね。
ただ、国際結婚の場合に言われる「自慢」とは、上の例とは少し違って、“外国人のパートナーをことさら自慢したがっている、人に見せびらかしたがっている、外国に住んでいることを自慢している……”ということのようなのですよ。
私も言われました。「自慢なんでしょ」って
実は私も言われたことがあるのです。「自慢のご主人なんでしょ」って、ちょっとトゲのある感じで。最初は何を言われているのか分かりませんでした。そういうふうに考えたことがなかったし、なんでこの人はこういう言い方をするのだろうと不思議に思いました。ただ初対面の人に夫を紹介しただけだったのですから。
後から考えて、ああ彼女が言いたかったのは「外国人のダンナを見せびらかしたいんでしょ」ということだったのだ、と気付きました。
たしかに夫のことは、スゴイと感じたり誇りに思ったりしてますけど、この人が言う「自慢」とは明らかに違うんですよね。そういうふうにとる人がいても仕方がないのかもしれないけれど、あんまり一方的に思い込まれてもねえ……
さて、みなさんはそんなご体験がありますか?
国際結婚カップルのみなさんは実際にはどのように感じていらっしゃるのか、私自身がギモンに思ったので、10月の「あなたの一票」で聞いてみることにしました。
選択肢は4つです。
「国際結婚って自慢?」
1.自慢です
2.自慢とは違うが、異文化間で頑張っている自分やパートナーを誇りに思う
3.普通の結婚と同じと思っているので、特に自慢には思わない
4.タイヘンで自慢どころではない
(投票期間:10月1日~31日)
いろいろご意見はおありかと思いますが、上記の4つで代表させていただきました。
1の「自慢です」は記事に書かれているような意味の「自慢」と思ってください。
2は、“頑張っている自分たち”でもいいし“環境に適応しようとしているパートナー”“仕事熱心な夫”“語学修得に努力している妻”etc.を「誇りに思う」場合に一票を。
ビミョーに重なっている方は(2と3、など)2回投票してくださってかまわないです。
投票へのご協力、ぜひぜひよろしくお願いいたします。
投票はこちらから → 「あなたの一票」に投票する(10月31日までで投票は終了しました)
********関連サイト*********
■国際結婚の“思い込み”アンケート
■『ダーリンは外国人』