2回目の「あなたの一票」での関連調査は「親の反対理由」について。
これは、単独ではなく幾つかの理由が絡み合っているケースも多いと考えられるので、複数回答可としました。そして、2度に分けて8つの選択肢から投票していただいた数字を総合集計した結果です。
なんと3分の1以上にあたる36.1%の親が「相手が外国人というだけで反対」しているのです。
他の理由なら対応策を講じることもできますが、こればっかりは何ともしようがありません。その理由だけを頑として言い続け、交際中の相手に会ってくれようともしない親も実際にいるのです。やるせなくなってしまいますよね。
しかし「複数回答」というところから考察してみると、次のようなことも考えられます。
「『心配』『寂しい』という気持ちから」が第2位。それを素直に言えないがために、相手が外国人だからダメと言っている……。いませんか? こんなお父さんやお母さん。
ここに投票してくださった人たちは、そんな親の気持ちをちゃんと察しているのでしょう。それが分かっているからツライのですが、愛する人は外国人。その人のそばにいるためには、自分は外国に住まなければならない。……“板ばさみ状態”ですよね。
3位の「外国に住むことに反対」にも、微妙にリンクしています。
「相手の国籍で反対」もツライ。「そんなことじゃなく人柄を見て!」と叫びたい方も多いでしょう。
親の世代によっては、特定の国に偏見をもってしまっている人がいるかもしれません。私たちの世代ではポンと飛び越えてしまえる国籍や人種の違いも、ある世代の親にとっては依然として高く厚い壁であることも事実なのです。