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国際結婚の帰省……頻度はどのくらい?

国内の帰省でも大変なのに、国際結婚の帰省となると、これは必然的に海外旅行となります。家族が増えたりすると、年1回といえども大変な大移動になるのです。今回は、国際結婚家族の帰省頻度についてお話します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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国際結婚の帰省頻度とは

国際結婚の帰省頻度

国際結婚の帰省頻度

国内の帰省でも大変なのに、国際結婚の帰省となると、これは必然的に“海外旅行”となるのであり、家族が増えたりすると、年1回といえども大変な大移動になるのです。
 

国際結婚の帰省は海外旅行並みのパワーがかかる

国際結婚の帰省は海外旅行なのであります。これは日本に住んでいるカップルも、海外に住むカップルも同じ。どちらかが帰省するときは、必ず海外旅行になります。我が家のように、両方、海外旅行になってしまう場合もあります。 最初のうちはこれが楽しいんですけどね。旅行は大好きだし、国際空港のあの雰囲気、これがまた楽しい。しかも、短期間の旅行ではなく、帰省や居住で行き来するわけですから、気分も違うのです。

しかし、経済的にはけっこう大変。ホテル代はかからないとはいえ、年1回ずつ双方へ帰省…はとてもできません。どうせお金をかけて行くなら、なるべく長く滞在したいと思うのですが、仕事もあることですし……。

それに気がついてみると、ここ数年、旅行の回数はそこそこあるのに、行った国はスイスとカナダと日本だけ。渡航先国を増やすことを楽しみとしている私にとっては、ちょっと寂しい状況です。おいおいそれは贅沢だよ、というご意見は重々分かっておりますが、日本にいたら、同じ旅費と回数でアジアの国々や近場のビーチリゾートにけっこう行けるのにな……なんてことも、時々思ってしまうのですよ。

さて、我が家の状況はともかく、国際カップルのみなさんの現状はいかがでしょうか? 以前行った「この夏、旅行のご予定は?」というアンケートの結果によると「日本に里帰り」という人が17%。これは海外に住んでいらっしゃる国際結婚カップルですね。「パートナーの国に里帰り」は27%。合わせて44%の国際結婚ファミリーが、この夏、帰省=海外旅行をしています。

でも半数には達していません。意外に少ないと思われますか? ちなみに「上記以外のところへ旅行」が17%、「遠出の予定はなし」が37%でした。  一般的に、まだ子供がいないうちは身軽ですから、少なくとも1年に1回の帰省が可能なようです。奥さんだけが帰るというケースも時々あります。

友人に、ご両親が彼(パートナー)に結婚を許可した条件が「彼女を年に1回は帰省させる」というものだったカップルがいて、約束通り、ご主人は年1回1カ月ほどの帰省に快く彼女を送り出しています。

このカップルは2人とも働いているので、旅費は彼女自身がつくっていますが、奥さんが仕事をしていない場合は、独身時代の貯金を使って帰る、というケースが大半です。当然、限りがありますから、それだけに頼っていると、だんだんに帰省回数も減ってしまうというわけです。

家族が増えてくると、それだけ飛行機代がかかりますから、やはり帰省回数は減ってきます。子供に1人分の航空運賃がかかる前に、つまり赤ちゃんのうちに、なるべく帰省しておこうというカップルも多いようです。
 

子供が大きくなると、帰省回数は減少傾向に

帰省ができなくても、Skypeなどを使って、子供(ご両親にとっては孫)の成長の様子を見せてあげられると良いですね

帰省ができなくても、Skypeなどを使って、子供(ご両親にとっては孫)の成長の様子を見せてあげられると良いですね

周囲の国際結婚家族の状況ですが、子供たちが就学すると、さらに帰省回数が減ってくるようですよ。学校の休暇によって帰省できる時期が限られてくること、その時期に航空運賃が高いこと(日本→海外、海外→日本、ともに)……などが理由としてあげられると思います。

加えて、子供たちが小・中学生くらいのうちは、なるべくその国の文化や自然に触れさせたいという両親の考えから、家族の休暇の過ごし方が国内旅行主体となるということも、理由の一つとしてあるようです。国内の観光地に行ったり、博物館見学やイベントに参加したり、あるいは自然の中で家族キャンプをしたり……。そんなことから、海外旅行(帰省)からはしばらく足が遠のく家族もいるようです。

私が知っている海外在住の国際結婚家族で、7~8年日本に帰っていない人はザラ。日本在住でも、パートナーの国に5~6年は帰っていないというカップルも、これまた多いです。どちらかのおじいちゃん・おばあちゃんが、孫に数年間会っていないという状態は、決して珍しくないのです。

その期間は、日本とパートナーの国の距離によって違ってくると思いますが、概して子供が大きくなると、そう頻繁には帰省できないという状況になっていると言えるでしょう。地球が狭くなっているとはいえ、やはり国際結婚をすると、カップルの片方にとって、ふるさとはちょっと遠くなってしまうかもしれません。

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