ウエディングドレス/ウエディングドレスの選び方

ヴィクトリア女王のウェディングドレス(2ページ目)

理想のカップルと謳われるヴィクトリア女王とアルバート公との愛を描いた映画「ヴィクトリア女王 世紀の愛」が公開! ウェディングドレスにも縁深いヴィクトリア女王の結婚やドレスに纏わるお話です。

小野 美保子

執筆者:小野 美保子

結婚ガイド

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歴史的な格差婚の成功例

ヴィクトリア女王 世紀の愛
ハンサムで有能なアルバート公を演じたのは、男前ルパート・フレンド。彼女はあのキーラ・ナイトレイです。(C)2008 GK Films,LLC All Rights Reserved
女王の結婚ともなれば、権力争い云々に大いに影響を与えるもの。周りの人々が色々と画策する中、叔父のベルギー国王レオポルド1世が送り込んだのがアルバート公です。ヴィクトリアは、才能豊かでハンサムなアルバート公にひと目惚れをしたと伝えられています。(なんと叔父のベルギー国王にアルバート公に会わせてくれたお礼の手紙を送っていたそう!)

その後、女王への即位、イギリスの不況や女王自身の不人気など困難な状況を迎えつつ、ヴィクトリア女王はアルバート公にプロポーズ(女王には、誰も求婚できないのです)し、1839年に婚約、翌年1840年2月10日に結婚しました。

その結婚式でヴィクトリア女王は、「純潔」を表した白いウェディングドレスを着て、妻としての誓いの言葉の中にある「服従」も省くことなく誓いの言葉を述べました。これは妻として「貞操と服従」を誓うものですが、何せ誓うはイギリスの女王。この「服従」という言葉を省くこともアドバイスされたようですが、ヴィクトリア女王自身が1人の女性として約束すると言ったそう。またガンコで強情だった女王も、結婚後はしおらしい女性になろうと努力したそうです。それだけアルバート公に惹かれてたのでしょう。

一時はアルバート公の政治関与により、夫婦間がぎくしゃくした時期があったと言われますが、すぐに修復され、公私にわって良いパートーナー関係だったそうです。その仲を表すかのように、2人は9人の子どもに恵まれ、ヨーロッパ各国に嫁いでいます。アルバート公が42歳で亡くなったとき、ヴィクトリア女王は悲嘆にくれ、長期にわたり喪に服したそうです。

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