正統派チャペルで厳かな挙式を
天井と祭壇が高いクラッシックなチャペルでおこなう挙式は、より結婚に対する重みを感じられるでしょう。高さと広さのある階段なら、ドレスの裾が長くても安心です。【会場:St.Andrews Church】 |
クラシカル&ゴージャスなウェディングを目論むなら、まずはちゃんとした挙式会場をセレクトしましょう。ザ・クラシックな正統派チャペル、日本の伝統的な挙式スタイルである神前式。挙式に重きをおいたウェディングスタイルは、より結婚に対するリアリティを強くするでしょう。
チャペルでのチェックポイントは、祭壇に上がる階段。4、5段は欲しいところです。ある程度の高さがある方が、ドレスを美しく見せドラマテックです。加えてゲストも花婿花嫁を見やすいですからね。そして忘れちゃならない階段の幅。ここが狭いと、選ぶドレスを限定してしまいます。特に裾の長いロングトレーンを着たい花嫁は、階段の高さと幅のチェックをお忘れなく。
披露パーティは、歴史ある老舗ホテルやクラシカルな洋館などもステキです。挙式会場をこだわると、いつも問題に上がることが、挙式会場と披露宴会場の移動。つまり、本格的なチャペルでの挙式の後、ホテルに移動したり、レストランに移動したり…そんな移動の不安がでてきます。ゲストも面倒では? という心配もあるでしょう。しかし移動手段、たとえばバスやタクシーの手配をしておけば、そんなに苦痛にならないものです。
挙式会場と披露宴会場の移動が入ると、気分やテイストの切り替えもできて効果的です。たとえば挙式は厳かに、披露パーティはアットホームに楽しみたい! そんな結婚式スタイルを考える人にもイメージの切り替えがカンタンにできてしまいます。要は移動手段の段取りだけをキッチリしておけば、妥協することなく会場を選べるのです。
ロングトレーンで決まり!
ふわりと膨らんだスカートに細く絞ったウエストラインがクラシックであり女性的なドレス。素材の繊細さとサイド部分のドレープが魅力的な1着です。【写真協力:ワタベウェディング】 |
ラインはプリンセスラインやAラインにロングトレーン。特に祭壇に階段がある教会なら、裾の長いロングトレーンは絶対はずせないでしょう。なんのために正統派チャペルでやるのかといったら「ロングトレーンに憧れて」という花嫁は多いはず。祭壇までの階段にロングトレーンがふわりとかかると、見ているゲストもその美しさにため息です。ロングトレーンのゴージャス感があれば、大きな正統派教会にも負けない存在感をだせるでしょう。
クラッシックなイメージを演出するなら、バッスルラインもオススメです。ヒップ部分を膨らませた「鹿鳴館スタイル」とも言う、クラシカルさバツグンのラインです。膨らんだバックラインと細く絞ったウエストがよりスタイルよく、そして女性らしくみえます。
さらによりクラシカルな雰囲気を演出するなら、ロングスリーブもステキ。清楚さと神聖さが加わり、まさに古き良き花嫁といった感じです。
マテリアル(素材)はゴージャス感をだすサテンがオススメです。光沢感があり、手触りもなめらかで、ハリとツヤのある素材は華やかさがあります。シンプルなデザインのドレスでも、サテン生地であれば地味になりすぎず、素材のゴージャス感が生かされます。特に密度の高いミカドシルクをつかったものはハリがあり、素材そのものにボリューム感がでます。
ロングベールでよりゴージャスに
凛としたシルクサテンの美しさとシルクオーガンジーのフリルが上品で洗練されたラインをつくり上げます。スタイリング:佐藤章子 ヘアメイク:流石洋子【写真協力:エクラ】 |
ドレスがシンプルならば華やかなベールを、トレーンのデザインがゴージャスならシンプルなベール、さらにより薄く透けるベールでトレーンの刺繍やレースワークなどを見せるようにしましょう。ちなみにロングトレーンのドレスなら、ベールはトレーンより50cmらいの長さにするとバランスよく美しく見えます。
パフスリーブやスカートのバルーンのフォルムが女性らしくやわらかな印象のマリエ。ティアラを描いたスカートの刺繍と王妃の佇まいを彷彿とさせるボレロの立襟が気品と高貴さを演出。【写真協力:TAKAMI BRIDAL】 |
結婚式やドレスのテイストは様々あれど、実は一番「姫気分」が高いのはこのクラシカルでゴージャスなスタイルかもしれません。やっぱり長い裾を引きずり歩くのは姫気分たっぷりですよね。さらに嬉しいことにクラッシックな姫テイストは20代花嫁だろうと、40代花嫁だろうとしっくりくるところ! まさにブライダルの鉄板テイストです!
【写真協力】
・WHITE DOOR
・ワタベウェディング
・エクラ
・TAKAMI BRIDAL