ウェディングドレス選びの重要なポイントは、胸元
胸元はウェディングドレスを決める上で大切なポイントです。 写真提供:TAGAYA
とはいえ、胸が大きければよい、小さいからよいというものでもありません。「胸が大きいから似合う」「胸が小さいからこそ着こなせる」など、大切なのは「自分のバストラインに似合うドレスが選べているか」ということ。自分の胸に合わせてネックラインを選ばないと、貧相に見えたり、太って見えたり、また顔が大きく見えたり……と一つもよいことはありません。
しかも、着席していることが多い披露宴など、顔の近くはどうしたって写真に撮られることが多いところ。ぜひ、自分のバストに似合うドレス選びのポイントを攻略しておきましょう!
胸が大きい花嫁に似合うウェディングドレスは?
胸にボリュームがある人は、デコルテを出す! コレが鉄則です。胸の大きさが気になって隠す、なんてもってのほか。窮屈そうな様子から必要以上に胸が目立ってしまう上に、太って見えます。スッキリとデコルテを出すことが大前提です。胸の大きい花嫁に似合うウェディングドレス1:ビスチェ
デコルテを出すネックラインとして定番の「ビスチェ」。デコルテや肩が大きく露出した女性らしいラインです。ビスチェは、胸が小さい人が着るとトップスが筒状になって貧相な印象に。特にシンプルなデザインであればあるほど、バストやデコルテのボリューム感は必須です。
ハリウッド女優のグラマラスなドレス姿を思い浮かべればわかるように、ビスチェはデコルテのボリュームがものをいうライン。胸がある人が着てこそ、立体的な本来の美しさが作り出せるドレスです。また、バストのボリュームでウエストのくびれがより強調されるため、スタイルもよく見えます。
中途半端に二の腕を隠すぐらいなら、思い切って出したほうが賢明。肩やデコルテ周りにボリュームがある花嫁や、全体的にぽっちゃり体型の方もきっと似合います!
胸の大きい花嫁に似合うウェディングドレス2:ハートカット
ハートカットは、ハートの上半分の形をしたネックライン。ほどよい丸みのあるデザインは、首周りがガッチリした人でも女性らしく着こなすことができます。ハートカットは余計に胸を強調するのでは? と心配されがちですが、デコルテを出すことによって胸元もスッキリと見えます。胸が見えそう、下品になりそう……という不安もありますが、ハートの切り込みがあまりに深いものでなければ上品に着こなせるのでご安心を。
むしろこのハートカットは、胸のある人じゃないと似合わない! と言っても過言ではないデザイン。あなただからこそ着こなせるデザインのドレスにぜひ袖を通してみてください。
胸が小さい花嫁に似合うウェディングドレスは?
胸の小さな花嫁によく似合うのは、ネックラインに適度なデザインのあるもの。デコルテを露出しすぎないものがオススメです。胸の小さい花嫁に似合うウェディングドレス1:ハイネック
ハイネックは、ニットでもお馴染みの襟が立ち上がったデザイン。デコルテが平面的に覆われるので、胸が大きい人が着ると窮屈な印象を与え、太って見えます。だから胸のない人や、華奢な人こそ着こなせるネックラインです。首やデコルテが覆われるタイプなので、何だか詰まったように感じてしまうのであれば、立ち上がった襟やデコルテ部分に“透け感”のある素材を選びましょうレースやオーガンジーなどをまとえば素肌が透けて見え、窮屈な印象が和らぎます。
特に最近は、レースなど透け感のある素材をネックラインや背中などに使い、素肌の上にビジューや刺繍を施しているかのように魅せるデザインもインポート中心に人気。セレクトの幅が広がっています。
胸の小さい花嫁に似合うウェディングドレス2:ボートネック
上品な印象をもつ「ボートネック」は、その名のとおり、ボート(船)の底のような形をしたネックラインです。デコルテの露出が高くないボートネックをスッキリと綺麗に着こなせるのは、胸のボリュームがないからこそ。例えばバストが豊かなマリリン・モンローに対して、華奢なオードリー・ヘップバーンがボートネックを愛用していたことは有名なお話。鎖骨に沿う優美なラインは、柔らかい丸みをもった上半身を演出できます。
鎖骨がチラリと見えるボートネックは、エレガントで女性らしいラインを演出するにはピッタリ。エレガントでシックなウェディングを考える花嫁にオススメです。
パットを入れたり下着で胸のボリュームを押さえたりして、胸を補正することはもちろんできます。ただ極端な補正をする前に、自分のバストラインやスタイルを生かして似合うドレスを選んでいくことも大切。「胸が小さいから似合う」「胸が大きいからこそ着こなせる」、そんなドレスラインに注目して、ぜひ運命の一着を見つけてください!
【写真提供】
WHITE DOOR(ホワイトドア)
TAGAYA(タガヤ)
【関連記事】