暮らしの歳時記/冬の行事・楽しみ方(12~2月)

ミスきものに学ぶ・Xmas着物美人のすすめ(2ページ目)

どんな洋服よりも存在感を発揮し魅力を引き出してくれる「着物」。箪笥で眠る着物や人気のアンティークを活用すればあなたも着物美人!その秘訣を元“ミスきもの”から学びます。目指すは「君に惚れた」の台詞!?

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

様々な自分を演出するのが楽しみ

1ページのアンサンブルの羽織をとって撮影。小物も赤・緑・白の3色に抑えてすっきりと着こなします。帯揚げ、帯留めのテクニックについては3ページをチェックしてください。
「好印象な意外性」。その大切さに気付いて以来、宮崎さんは良い意味でより多くの一面を持てるよう意識し、様々なシチュエーションに合わせてそれがうまく演出できるよう服や髪型などにも気を使っているそうで、「今では相手の反応をみるのが楽しみなくらい」だとか。「そういう意味では女性は男性よりも圧倒的に化けられる!お化粧や髪型や服装などで演出できますから」。

実際、宮崎さんにとって着物とは「あくまでワードローブのひとつ」であり、洋服姿しか知らない方の前に着物で登場したときの反応が楽しいそうです。(確かに、ジーンズ姿の宮崎さんは全く別人のようで、これもまた素敵です)

着物の存在感に注目!

赤い斜め格子柄の銘仙。可愛らしい色柄ですが、歳月を経て味わい深い風合いを醸し出しているので、ミセス世代にも馴染みます。着物¥8,400/半幅帯¥9,345/コサージュ¥2,940/ショール¥12,600/草履¥21,000(表示の無いものは参考商品です)
「ただひとつ言えることは、洋服よりも着用者の絶対数が少ないことも含め、着用するとどんな洋服よりも存在感を発揮するんです!」。現在の着物ブームにもその差別化が反映されていて「今、若い方々が結婚式の二次会や卒業式などにおしゃれ着としての着物を着て行きたがるのは、個性的でなおかつ可愛く自分を演出しようと考えた時、着物の持つ存在感に彼女たちが自然に注目し始めたからに他ならないでしょう」。

「年末は特にイベントも多くお出かけの機会も増えます。是非そういう意外性を意識して服装を選んでみて下さい!意外と面白い反応があるかもしれませんよ」。

勝負着物といっても決して高いものである必要はない

半幅帯なのでよりカジュアルに楽しめます。帯の上部を折って裏の模様をチラリ。帯締めが要らないぶん、コサージュで華やかさをプラス!深緑のショールは和洋に使えて便利です。
でも私、着物を持っていません…と言うなかれ。手持ちの着物がなくても、おばあさまやお母さまの箪笥には着物が何枚か眠っているはず。若い頃の着物をチェックしてみるところからはじめてみてはいかがでしょう。お金をかけなくても、それを上手くコーディネイトすれば、おばあさまの着物でも十分素敵に着こなせます。

「そうやって世代を超えて着ていけるのも着物のよさのひとつでしょうね。よく考えてみてください。今売られているアンティーク着物というのは、全てそのおばあさまの時代のお着物なんですから!」。


ではぜひ真似したいコーディネートのポイントを詳しく見ていきましょう >>>
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