さあ、いよいよ麺棒を使うステップだ
手だけでのした生地は、まだ凹凸が残っている。平のしは、麺棒をつかってその凹凸を省き、それ以降の作業を高速に行うために表面を平らにするプロセスである。この段階では、外形的にきれいな丸くなっていなくともよいが、丸出しゲージを使って厚みを8mmに整え、表面をつるりと仕上げることが最大のポイントである。手打ちそば【平のし】Evening out
▲E01:築地そばアカデミーでは、20種類以上にもおよぶ麺棒の操作方法を指導している(麺棒は、場面ごとに操作方法を変えることにより、そばを意のままにのすことができる如意棒なのだ)。ここではなめらかにする操作(いま思いついたが、これらの麺棒操作に、それぞれ名前をつけようと思う、いずれ著書等で発表しますので、乞うご期待!)。
▲E02:なめらかにのしたら、少しずつ生地を回して、全体をなめらかにする。表面に打ち粉を打ってはいけない。
▲E03:丸出しゲージで「ほぼ」8mmになるようにする。外形の丸さも正確でなくともよい