そば/そば関連情報

段位認定会向け上達tool・そば丸出しゲージ(3ページ目)

手打ちそばの品質を高めるためには、途中の厚みをしっかりと整えることが大切。段位認定大会合格や、上達をめざすすべての方にお薦めしたい。

執筆者:井上 明

丸出しゲージ、厚みゲージ、メジャーメント




▲過程を計測しながらそば打ちすれば上達が早い

私が学長を務める築地そばアカデミーでは、「こんな感じ。適当に。だいたい」ということばを決して使いません。

なぜならば、そば打ちはすべて確かな再現性のもとに進んでいくからです。いつでも「ああきたら、こうくる」という流れに乗っ取っています。

いま打っているそばが、途中の段階でその流れに乗っているかどうかを判断するのが、これら実用新案申請準備をしているそばゲージ類なのです。


▲教室では、こんな角出しフィルムも使っている

すべての過程が流れに乗っているか否か、そこをしっかりと捉えることができれば、最終的な本ノシの品質が高まります。

きちんと本ノシができていれば、あとはそれを畳んで切るだけなのです。


▲ゲージ類をセットで揃えると頼りになる

中級以上の方が手打ち蕎麦の上達を目指すのであれば、やみくもに打つだけでは十分ではありません。つねに技術的な目標を自らに課して、弱点の克服を心がけるとよいでしょう。

自分の技術がどういう段階にあるのか、どこを直せばよいのかというポイントを、客観的に示してくれるゲージの存在は、実に頼りになります。

ぜひノシの品質を高めて、もっともっと、いい麺を打ってください。

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