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そば栽培を楽しんでおられる皆様は、すでに今年の種まきを終えられ、関東近辺であれば青々と発芽した若芽を鑑賞しておいでの頃でしょうか。毎年栽培を行っている私たちのグループは、ことしの雨にちょっと混乱しました。勤め人が中心的なメンバーとなっているため、土日を作業予定日にあてざるを得ず、週末の作業が延期となると、もう大パニックとなってしまうのです。
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▲今年のお米は、ちょっと元気がない

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▲蕎麦の種まきに、トラクターで出陣

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▲圃場に佇む、トラクターの勇姿

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▲生産者から、エンジン付播種機の説明

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▲筒に描いてある線を水平にして播く

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▲軽トラの荷台で種の張り込み開始

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▲種の打ち方を打ち合わせする

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▲2ストのエンジンを響かせ播種開始

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▲播種状態は散弾銃のような感じ

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▲重いけど、あっという間に終わった

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▲トラクターによる土寄せと鎮圧

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▲鎮圧用のアタッチメントを牽引

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▲トラクタが仕事した跡です

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▲30分で種まきが済んだ4反の畑

毎年、異常気象と言い続けている

【当初8月17日に予定していた種まきは、二転三転して…】

今年も、ヘンな夏でした。颱風一過とともに、猛烈な残暑が襲ってくるかと思いきや、太平洋岸に早くも秋霖前線?が停滞して、夏を端折って秋の長雨となっている異様な展開。結局今年は暑さがやってきませんでした。

もっとも、ここ10年ばかり、「今年は異常気象ですねぇ」と、生産者の方々と会話を交わすことが多く、一体正常って何?と考えこまざるを得ない気分なのです。

ところで、この全国的な低温傾向の中、8月下旬に沖縄で観測史上二番目の高温が記録されたとTVで報道されていました。
きっと、それは摂氏45度位の立派な記録では、、と私は思ったのですけれど、なんと、沖縄の観測史上2番目とは、36度より下の数値でした(細かい数字は失念しました)。

東京とか熊谷とか、例年殺人的な暑さに辟易としている皆様は、沖縄に「避暑」に出かけるというのも選択肢としてあるのだなぁと思った次第。

さて、前置きが長くなりましたが、この「異常気象」のために当初8月17日に予定していた今年のそばの種まきは延期延期を重ねました。できればそば仲間と一緒に作業したかったので、8月31日に播くのが最終チャンスと決めていたのですが、天候がそれを許さず、8月31日の前に雨が降ってトラクタによる耕起が難しくなるかもしれないということで、急拠8月26日にエンジン付の播種機とトラクタを動員しての作業となりました。


【今日、播いちゃいましょう! と、午前11時に携帯電話】

川越の事務所で、朝からとりかかっていた仕事を二つ三つ終えたころ、私の携帯が鳴りました。生産者からのホットラインです。

『8月31日の種まきは、本日夕方から雨になるというのでリスクが高い。これからトラクタを出すから都合がついたら何人か集めて畑に集まってくれませんか。今日種まきしちゃいましょう。』

なるほど、空を見上げればいまにも泣き出しそう。それでメールとFaxと電話を駆使して3人の協力者(私を入れて4人)をかき集めて、3時間後の午後2時には圃場に集まりました。

私は生産者のお宅から農事用の軽トラックに播種機を乗せてのお供です。

畑では生産者から取扱い方法についての説明があり、種をどの方向に飛ばして播くかについて作戦会議を開いて、軽快なエンジンノートを響かせながら、早速作業を開始しました。

今年用意していただいた圃場面積は4反(約1,200平方メートル)。この播種機を使えば全部で20分くらいで播き終わって、そのあとをトラクターで土寄せ・鎮圧。あっけないほどの簡単さでした。

そば生産をはじめた年、炎天下で7畝(1反の10分の7)に手で種まきや間引きをするのに、2家族総出で丸一日かけていましたから、いったいあの苦労は何だったんだろうという感じです。

もっとも、ほんのつい先頃まで、農家の方々はすべてこのような労苦を体験していたというわけなんですねぇ。

ともあれ、今年もそばの種まきができてよかった! 種を播いたその夜、結構激しい雨が降りましたので、生産者の観天望気術は確かなものでした。このチャンスを逃すと、今年のそば生産は中止に追い込まれていた可能性が高かったわけなのでした。




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