「ジャン・ムーラン」という偉大なフレンチ
「ジャン・ムーラン」は、異人館にあって、神戸のフレンチを牽引しました(写真は異人館街の入り口) |
しかし、その後、同店で修業したシェフが神戸を中心にいくつか出店し、好評を得ています。また、神戸以外でも以前にご紹介した「リュミエール」など、各店の料理にはそれぞれ違った味わいがありますが、それが同時にかの店の凄さを物語っているとも思います。
今回はその「ジャン・ムーラン」出身シェフが開いたお店のひとつ、「ペルシエ」をご紹介します。前述のように、残念ながら僕自身は「ジャン・ムーラン」を知りません。しかし、シェフの出自を知らずとも、このお店の素晴らしさはその料理が雄弁に、そしてストレートに物語ってきます。
コストパフォーマンスの良いディナーコース
こじんまりとした店内にはカウンター席も |
・アミューズ:温かい白アスパラガスのフラン、うにとコンソメ添え
三つの味はそれぞれ、どれもクリアなもの。アスパラのフランは味わい深く、焼き色をつけたアスパラ自体も香ばしい。ウニも嫌味がなく、コンソメとの一体感があります。それぞれ、どこをどう味わうべきかが明確で、上品かつ濃厚な味わいです。
次ページでは、前菜~メイン料理をご紹介。